2013/6/12 洛中夏宵値千金 

真夏日の京都で二軒はしごする。
「和知」と「たすく」
苦し紛れにアップした表題だけど眼鏡堂氏より素敵な読みをメールでいただいた。
洛中夏宵値千金、まずもって漢詩の「春宵一刻値千金」のパクリであり、
さらにそれをパクったナット・キング・コールのスタンダード曲の邦題「月光値千金」が元ネタです。
眼鏡堂さんはこの洛中夏宵値千金を「なつのみやこ よるのかがやき」と読んでくれました。
歌舞伎の外題には全てこういう漢字七文字、五文字だそうです。
たとえば、盟三五大切(かみかけて さんご たいせつ)とか夏祭浪花鑑(なつまつり なにわ かがみ)とか、
有名なところでは菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)。
おお、確かに五文字か七文字。


洛中夏宵値千金(なつのみやこ よるのかがやき)、そんな艶っぽいものじゃありません。
おっさん二人が楽しく京都呑みしましたとさ、ってことです。
美味しい酒精でした。
  



…夏の青空、久々に芦屋浜緑道をジョギング。
キロ6分半のゆるゆるペースでも汗がふきだす。
このほとばしる汗こそが夏だ、と思う。
暑いけどこの感じは悪くない。
帰宅して冷たいシャワーを浴びる。
これも夏の醍醐味。


初夏の海、空や海の発色が原色に近い。
  


原色と言えば夏の花の代表格キョウチクトウの紅です。
  


タイサンボクの大きな白花。
近づくと柑橘系(シトラス)の香りがします。
暑さで花がぐったりしてます。
  


ゆっくり走ったので今日は久々のJog&Podcast
コラムニストにしてサッカー通の小田嶋隆がサッカー日本代表の話をする。
報知にも載っていたという主張で、サガン鳥栖のストライカー豊田陽平を使うべきというもの。
アジア予選はランク的に格下との戦い、でもこれからは格上との戦いになる。
弱小チームで強みを発揮するフィジカルの強さがある豊田はこれからの世界標準の相手と戦うには不可欠という。
本田圭佑と同じ星陵高校サッカー部出身、本田より1年先輩にあたる。
何よりも凋落傾向にはあるものの世界相手にHONDAとTOYOTAの2トップはなかなかいいじゃないの?
小田嶋氏、これが言いたかったのかな。


京都文化博物館へ行く。
僕が京都の河原町や烏丸で出る時は阪急電車を使う。
夙川から神戸線で十三へ、十三で京都線河原町行に乗り換える。
人身事故発生!
河原町行の準急で東へ走っているときにアナウンスが入る。
「ただ今、現場に警察と消防が確認中ですので桂から河原町の運転を見合わせています」とのこと。
アチャー!
待ち合わせしているA部氏にメールする。
A部氏はJRを選択したようだ。
僕の方は…途中で運転再開したものの40分遅れで烏丸に到着。


三条通りにある赤煉瓦ビルでA部氏は待っていた。
インカ帝国展』@京都文化博物館
ぶんぱく、と呼ばれているらしい。
映画関係のイベントが多く何度か来たことはあるが本格的な展示イベントは初めてです。(招待券あり)


  


閉館まで1時間という時間なのにけっこう混んでいた。
インカ文明に特に興味があるわけではないが南米大陸に独自に栄えた帝国の歴史を知ることはそれなりに面白い。
日本ならば足利、織田、豊臣らが主役だった時代、ヨーロッパではルネッサンス時代だろうか。
インカも征服者スペインがやってくるまでこの地では征服者であったことを知る。
最後に3D映像作品を見せられたが、予想通り安っぽく何の中身もない映像作品でした。
さあ、ビール飲もう!


…ビルの4階まで階段で昇る。
ちょうど1年ぶりの「和知」で飲む。
ハッピーアワーのハートランドビール生中180円は感動するコスパ
写真にある左のドリンクがグレンフィディックハイボールも、右の秋鹿特別純米も一杯180円なのです。
  


飲んでいてわかったことだけどこのコスパの価値は分かる人にしか分からない。
ビールは冷たけりゃいいし、ウイスキーは強ければいい。
酒は酔うために飲む、という主義の人にはどーでもいいことと知る。
「え? 生ビールの種類? 普通のビール、じゃあドライでいいやドライで。」
同じカウンターに坐った二人連れの男が言ってた。
別に通を気取るわけじゃないが、僕はお酒が美味しいから飲むのだ。


去年のいまごろ、この店で飲んでいる。
ほぼ1年ぶり。
そのときも展覧会にかこつけて京都へ来たのだ。
そのときも1000円の豪華おつまみセットに一杯180円のドリンク三昧でした。
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20120608/1339092127


店を出る頃にはほぼ満席だった。
客層は若い。
エレベーターなしの4階という立地のせいもあるのかな。



…2軒目は四富会館「たすく」です。
国産ワイン専門のバー、女性オーナー池西さんのほんわかと人なつっこい人柄が和みます。
この店の付きだしは日本一だと思う。
今日はこれ。
そら豆の白和え、串はラム肉のロースト、野菜は小松菜のサラダ、レモンピールを練りこんだ自家製ブレッド。
  


20時前、6人くらいしか座れない店なので心配でしたが空いてました。
先客は一人、僕らよりちょっと上くらいの男性。
国産ワインの店ということで僕が「先日、塩尻へ行きました」というと先客が即座に反応する。
「わたしも先週塩尻にいました」とのこと。
聞けば東京在住ではあるがもともと塩尻出身の方らしい。
池西さんが先生と呼んでたから大学の先生かな。
塩尻の葡萄やワインの話を聞く。
水はけのいい盆地で甲府と同じく生食の葡萄を栽培していた。
生食の品種、赤はコンコード、白はナイアガラでワインを作っていたが近年になってメルローなどのワイン用品種を始めた。
僕が好きなのは井筒ワインの生の赤、近所のユアサ酒店に売っている。
常温で寝かせるとすぐに熟成が進んでスパークリングワインになる。
ヒロは濃厚な葡萄ジュースのような味わいが気に入っている。
塩尻へ行って知ったのだが有名な井筒ワインと五一ワインはお向かいさんなのだった。
先生は今日中に東京へ帰らねばならないらしく一杯で店を辞した。
9時の新幹線でもいいんですがそれだと自宅へ帰るのが1時近くになってしまうとのこと。


この日、僕の最初の一杯はその先生の飲んでいたらしい勝沼の「あわ」。

カウンターに置いてあるボトルを見て「これください!」とというスパークリングの白。
続いてシャルドネを2杯、今日は冷えた白にします。
(たぶんこれ)http://bacchus.ne.jp/s/kokusan/sparkling/mercian_katsunuma_no_awa.html
[rakuten:budoukan:10000073:detail]



2杯目のシャルドネは長野の千曲産の「WA わ 」というワイン。
その物語を聞きながら飲む。
たすくのお客さんだった渡辺菊さんという女性が長野へ移住しシャルドネ栽培にチャレンジした。
一昨年、2011年はうまく実らなかった。
去年、初めて収穫出来た。
これがそのシャルドネの白ワイン。
http://glouglou.blog.fc2.com/blog-date-20130526.html
  


先月、眼鏡堂氏が夜遅く訪れたとのこと。
その日に見た海老蔵の素晴らしさを熱弁、池西さんも思わず見に行ったとのこと。


つまみが面白い。
さきいかのレモン&ペッパー、冷凍パインをもらう。
白に合いそう。
A部老師は保守的にパルメザンチーズ


僕の勝手な思いこみだけど国産ワインは白が美味しい。
けどA部老師が唸った赤があった。
酸味が少なく渋みが強い。
池西さんもお気に入りのボトルだという。
それを最後の一杯に所望する。
甲州産、ボトルの形はボルドー風、銘柄は忘れてしまった。
(忘れたなら書くなって?)
たぶんこれ。 http://store.shopping.yahoo.co.jp/wineuki/1900001000803.html
サッポロポレールの甲斐ノワール
[rakuten:maruwine:10000614:detail]



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今日はワインの話が八割。
とにかく今飲んでいるお酒の話題で飲むのは正しいと思う。
会社の愚痴を聞きながらでは上等な鮨も美味しくない。


16日の日曜日は鴨川べりに各自ワインを持ち込み飲むのだとか。
僕らも誘っていただいたが僕もA部氏も仕事なのだ。
しくしく。
鴨川ホルモーならぬ鴨川ワイン、いいなあ。