ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

2015/12/23 3年連続3回目

宝塚ハーフマラソン、走り終えました。
安心してください生きてます。
思えば2013年から3年連続で走ってます。
自宅からのアクセスが良くて、時期もいいのかも。
今年はかなりヤバイ状況でしたがここで焦ってもたいして好転しない。
そういう判断は経験からだいたいわかる。
無理することはないが約束(予定)は守る。


コースはほぼ武庫川の河川敷なので新鮮味はない。
毎年、10分ずつ遅くなってる。
衰えるにもほどがある。

  


舞鶴のタイムをターゲットに走った。
13キロくらいまではA藤と並走。
右足に小石が入って痛かったので先へ行ってもらう。
独りになったらやっぱりペースがつかめない。
それでもシーズンベストの⒉時間15分台。
3月末の豊橋ハーフは自己ベストを狙えるようになったらいいな。


スタート前のいつもの風景。
温泉街の山を背負う宝塚は好きです。
  


今回、わがチームから出場したのは僕を入れて4人。
安藤選手は受付時間に遅刻するし、山田選手は勝負靴を会社に置いたままで忘れるし、松本選手は前日に缶ビール13本も飲んで二日酔い。
タルンでますな。
  

3年目となればスタートは横入り。
列に入ったらすでに5分前、早!
宝塚市長の鉄腕アトムが高らかに鳴り響く。
♪ 鉄腕アトム、最初の1フレーズから音程が激しく外れた。
いっそ気持ちいいくらいの音痴。
ことしは絶好調!
素晴らしい。
https://www.facebook.com/matsumoto.takanori.54/videos/1082629041748172/



それでも山田選手が去年に続き自己ベスト更新。
ハーフ1時間34分台はチーム新記録です。

  


レース中、雨に降られず、無事に極楽にたどり着いた。
3年連続で「宝乃湯」& 宴会。
今年は二次会に参加する。
JR尼崎駅、略してジェイアマの「とり一番」
2年ぶりに地鶏の鉄板鍋を喰らう。
もちろん最後の雑炊が目当て。
  

2015/12/22 ボレロ・ザ・ファイナル

朝7時起床、自宅で仕事をする。
構成を手直ししてメールし、天気がいいのでジョギングを5キロほど。
今月、ここまで98キロ走った。
あすは3年連続3回目の出場となる宝塚ハーフ。


   ♪ てつわーん あとーむ


おばさん市長の歌う自由な音程の鉄腕アトムが今年も聞ける。
目標は特になし。
21キロちょっと走って、生きてフィニッシュ出来て、風呂入って、つめたいビールが一杯飲めたらそれでいい。
最近、なにか身体や精神に負荷がかかるようなことがあると、生還出来るだろうか、と考えてしまう。
加齢だからというわけじゃないだろう。
若くたって危険性はある。
臆病になってるだけだと思うけど…。


   


   


   


   




          




初めてシルヴィ・ギエムを見た日は7年前になる。
その日の日記はもうネット上に残っていない。

2009年1月18日…バレエを見に行く。
東京バレエ団がモーリス・ペジャールのガラをやる。
目玉は『ボレロ』、演じるのは客演のシルヴィ・ギエム
冬の雨、歩いて夙川駅まで行く。

西宮北口駅はものすごい人出だった。
雨でガーデンズへ家族連れが集中しているのだろうか。
バレエのあとで映画にでも、と思っていたが即座に諦める。

芸術文化ホールの大ホールは満席。
3つの演目はすべてペジャールの振付。
最初は群舞、『ギリシャの踊り』は前衛舞踏のような雰囲気。
男は上半身裸、女はレオタード。
なかなかどうして、魅せられるパフォーマンスだった。
休憩時間にバレエ通のヒロが、東京バレエ団って凄いね、今まで見ずに損した、と言う。
さすがペジャールにお墨付きをもらっただけにことはある。
(『ボレロ』を始めとするペジャール演目を許されているのは世界で二つだそうで、
 ペジャール自身のバレエ団以外にはこの東京バレエ団だけなのだ。)

二つ目は『中国の不思議な役人』というミュージカルっぽいバレエ。
音楽はバルトークで、これは意味がわからず見るのが苦行だった。
バルトークはサイトウ記念でも聞いたが僕にとって天敵のような音楽家だ。
ムンクの叫びのようなホーンが延々と続いたり精神がかき乱される。

最後に『ボレロ
踊るのはシルヴィ・ギエム、フランスのバレリーナ。
数人の男を従えて赤いちゃぶ台のようなポディウムで踊るシルヴィ。
ひとこと、圧巻でした。
ドキドキしました。
バレエで鳥肌は初めての経験でした。
あの音楽はズルいよなあと思う。
ピアニッシモから入ってじっくり20分かけてフォルテッシモまで登り詰める。
盛り上がらないはずがない。
シルヴィ・ギエムが美しい。
満場が本気の拍手。
1階席は全員がスタンディングオベイション。
天井桟敷の4階席にいた僕らも身を乗り出して拍手しました。

終わって出ると雨があがっていた。
ヒロが、シルヴィ・ギエムはいま世界ナンバーワンのプリンシパルやわ、と言う。
1965年生まれ、40歳を越えていると聞いて驚く。
実は今まではバレエにつきあっても正直言えば退屈だった。
でも、もういちど『ボレロ』見たい。

ペジャール版の『ボレロ』は映画『愛と哀しみのボレロ』ではじめて見た。
ジョルジュ・ドンが踊った。
だから、あれは男のものだと思っていた。
ヒロに、あれはもともとは女性に向けて作られた振り付けと聞いて驚く。
あの鞭のような肉体の動きは男性的なのに。

現代バレエは肉体を見るものだと思った。
シルヴィはまさに『完全なる身体(パーフェクトボディ)』
あの鋼のように研ぎすまされた肉体が、必ずしも人間の理想である、とは思わない。
が、芸術作品として人間を魅きつけるのは事実だ。
一度でいいから自分もあんな身体に、と思ってしまう。
現実は見たくない。


          


きょうは冬至、浴槽にゆずが浮いた。
   

2015/12/21 大阪駅11番線

6時起床、雨が降っている。
6時半から仕事をする。
映像素材の検索リストをざっと見て必要なものをオーダーする。
現状では使える素材が少ない。
この先のスケジュールを思うと暗澹たる思い。
だけど、落ちこむな。
体調を崩すな。
前に進めばいつか終わる。
ただいつもののんびりした年末年始にはならないと覚悟する。
のんびりした年末年始がいかに得がたいものだったかを知る。


10時前から筋トレ。
中2日と言いつつ出来なかった予定日には今日みたいに翌朝やっているので実質中3日ペースになる。
それでも続けていればいい。
風邪を引かぬ身体を維持しろ。


午後イチでニュース斑会議。
例によってJR神戸線が人身事故で遅れて10分遅刻する。
続いてミニ番組の会議。
そのまま東京仕事をMacBookで続ける。
雨も上がっている。
5時過ぎから中之島を走る。
気詰まりの時はあえて走って解消。


光のジョギングコース。
   


ジョグリスでシャワーを浴びてチェックアウトすると受付に山田敦子さんがいた。
きょうは大阪城公園インターバルトレーニングらしい。
来年の春は広島でアジア大会、横浜でワールドツアー、そのあたりでリオ代表が決まるのだとか。
   


ラン後はつつましくせんべろ立ち吞みで独酌して帰ろうと思ったがひょんなことから4人で飲む。
京橋のオープンしたばかりの土佐料理の居酒屋「わら焼き部」
オープニング特別価格でサッポロ赤星の中瓶がなんと100円!
他にもメイン料理の鰤のわら焼き、鶏のわら焼きもセットで680円。
なんかんかやで独酌くらいの値段で済む。


Y田(ダーヤマ)とエキナカで一杯だけ飲もうとするも大阪駅構内の店は満員。
ならば、とコンビニでウイスキーの水割りを買って11番線へ行く。
大阪駅11番線は北陸方面行きの在来線特急の発車するホームだ。

   


22時台、すでにサンダーバードの最終も出てしまった。
隣の10番線の喧騒を向かいに見て、誰もいない静かな11番線。
次にここに来る列車は東京行き寝台列車サンライズ出雲」で0時過ぎだ。
オアシスのような2時間、待合のベンチに座って缶を開ける。
   


思えば、懐かしの “11番線” だ。
二十代後半から三十代にかけてアル中のY田とよくこうして飲んだものだ。
1987年より前かもしれない。
とすれば国鉄大阪駅だ。
あるとき、そうだ、金沢行こう!と雷鳥(当時)の最終に飛び乗った。
今思えば非常識な時間に友人のSの家に転がりこんだ。
若かったなあ。
いまはとてもそんな体力も根性もない。

   


   


当時は今よりもっと狭くてごちゃごちゃしてたホームも国際空港のように小ぎれいになった。
でも、今は昔、あの場末感が懐かしい。
外国人のバックパッカーが数人、待合室に暖をとりにやってきた。
そんなんもまた空港みたい。

2015/12/20 冬の喝采

⒉年連続で高校駅伝のデジ撮影に行く。
早朝7時12分夙川発で烏丸まで阪急電車。
呆れるほどの冬の青空。
内容と関係なく黒木亮の小説の題名を思い出す。
「冬の喝采」
そうか、駅伝取材から連想したのか。

冬の喝采

冬の喝采


A木にタクシーで拉致され西大路の第1中継所へ。
こちらも去年と同じ⒉年連続です。
スタートまで⒉時間以上ある。
平野神社で朝食をとる。
保温ポットに入れた熱い豚汁が嬉しい。
こちらも去年と同じ。
コピーのような一日。


狙いは大阪薫英のムセンビ妹(1年)と西脇工業の高橋ひな(⒉年)です。
アマチュアカメラマンに罵倒されながら右往左往する。
高橋はトップを走り、ムセンビ智美が34秒差で追う。
撮影後、西京極へ移動し、フィニッシュを撮る。
こんなに間近でフィニッシュの瞬間に立ち会うのは初めてだ。
役得!
5区最終区間で勝負が決まったようだ。
トラックに入ったときは世羅高校がすでにトップに立っていた。
3位に薫英、西脇はトラックで須磨学園に抜かれ5位だった。


   



メモ:西京極から河原町 去年はずっと立って帰ったので作戦変更 
   新京極 三満寿 蕎麦まつもと 酒のほそ道新刊 帰宅してカーリング見ながら休む
   サッカーCWC 朝食のような夕食 少しの晩酌 嬉しい 
   世羅高校アベック優勝とサンフレッチェ広島が3位決定戦で広州に逆転勝ち ヒロシマの日


   

2015/12/19 冬の青

初冬の青空。
冬支度する六甲山。
海原を走る学生ヨット。
米沢から届いた霜降り肉。


仕事せなアカンのに午前中はやりたいことを先にやってしまった。
日々を慰安が吹き荒れる、とはこういうことを指すのか?
(違いますよね)
いやぁ、それにしても悲しいほど空が青い。


  


  


  


  



図書館へ行った。
老人たちが新聞や雑誌を読んでいた。
七十代が中間値(メディアン)だろうか。
僕もそんなに遠くない。
あと十年ちょっとで仲間入りだ。
リタイアしたら今よりもっと本を読みたい。
脳や目や体力がどこまでついていくかは問題だけど。
図書館の開架書棚に並んでいる本って何冊あるのだろう。
人は一生かけてもここにある本を全ては読み切れない。
その感覚って人生に似てると思った。
アレもやりたいコレもやりたいと望んでも、
たいていの人は一生かかってもわずかで限りがある。
開架書庫の本すべては読めない。


最近、この数年、よく考えることがある。
収入が先細りして、身体が衰退していくこの先のこと。
当然、贅沢は出来ない。
たとえば、と具体的に考える。
お酒を飲むこと。
外飲みは控えよう。
たまに銀座屋とか七津屋とか得一とかで友だちと飲もう。
月に二度くらい。
ときどきプチ贅沢して大安とか徳田酒店とか行けるかな。
よしむらとか赤垣屋には季節に一度行けたらいいな。
基本は家飲み。
そこそこ上等のウイスキーや日本酒を買っても、
外飲みに比べたら安いものだ。
苦しくなれば焼酎甲類の4Lペットボトルでもいい。
映画は今まで録りためたDVDが500作品ほどある。
月に二度くらいは夫婦50割引で映画館に行ける。
この先にある素敵なミニマム生活。
てなことをいつも頭に浮かべて今を楽しんでいる。



…午後から自宅で仕事。
構成案を手直ししてメーリングリストに送る。
スケジュールを確認してぞっとする。
12月半ばまで4度も東京へ行ったがその4週間でほとんど前に進んでいなかった。
この年末年始から⒉月半ばにかけて怒濤のような急流になる。
仕事は得てしてそういうものだが不案内で先が見えないアウェーだけに不安しかない。
今日のメインは映像素材をFinal cut pro Ⅹ で編集出来るように外付けハードディスクに取りこむ作業。
字幕付きの使えない素材も多く、先が思いやられる。


慣れない作業で肩が凝る。
1時間以上の素材をとりこむのに時間がかかる。
その時間を使って気分転換に買い物に出る。
「ゆげ焙煎所」でエチオピアを買う。
成城石井」で開運の無濾過原酒四合瓶を買う。
マックスバリュー」でヒロに頼まれていた牛肉の細切れとなめ茸を買う。
今日このあとは書き物はしないからと近所の「ツバメヤ」で立ち吞み。
ったく、しょうがないなあ。

   


夕食は開運の生原酒にあったまる牛肉ときのこ数種の鍋。
きのこは、椎茸、しめじ、えのき、舞茸、キクラゲ、なめ茸です。
他には牛肉、里芋、牛蒡、大根などの根菜類。
  


明日は高校駅伝のデジ撮影で早朝から京都へ行く。
⒉年連続2回目の都大路第1中継所。

再録 2005/12/18 15歳のオーラ

※10年前の今月今夜です。
 フィギュアスケートのグランプリファイナルで15歳の浅田真央が躍動した。
 トリプルアクセルを軽々と跳んで笑顔の着地。



晴れて寒い朝。
昨日、録画したフィギアのGPファイナルを観て遅くまで起きていたので10時起床。
ストーブをつけてもなお寒い。日本列島はこの冬一番の寒波に晒されている。
今、この部屋にいる実感としても、かなり寒い。手足が冷える。歳かな?
体重69.70キロ。


…録画して観たGPファイナル
最後に登場した浅田真央にはオーラがあった。
そして演技を観て、鳥肌が立ち、目頭が熱くなる。
まるで映画のラストシーンのようだった。
GPファイナル初出場の15歳。
女王スルツカヤがノーミスの演技をしたにもかかわらず、追いつかれるどころかフリーの檜舞台でさらに突き放した。
そして、ぶっちぎりの優勝。


しかし、この少女にはトリノ五輪に出場する資格がない。
この背景が物語にちょっとしたスパイスを添える。
悲劇のはずだが、浅田真央の天真爛漫さがそれを感じさせない。


     


いとも簡単にトリプルアクセルを決めた。
その気になれば3-3のトリプルアクセルのコンビネーション、さらに4回転も可能だという。
大舞台でもまったく動じない天性のスケーティング。
何の力も入れず、まさに滑るような滑り、である。
フランスの新聞「レキップ」に
「あのスルヤ・ボナリー(フランス)が嫉妬で顔色を変えるようなトリプルアクセル
 引退したボナリーはこのジャンプを跳ぶことが夢だった。
 この日本の少女は12歳のときに世界で初めて3×3×3のジャンプを成功させてしまったのだから。」
(ボナリーは瞬発力のある黒人のスケーター、ジャンプが得意な選手だった)


今朝の新聞にスルツカヤのコメント。
「私は負けていなかった」
ノーミスで演技したのに女王の負け惜しみだろうか。
認めたらトリノで金メダルをとっても価値が半減してしまう。


安藤美姫が霞んでしまった。
いつものことだけど演技前に緊張で顔がこわばっていた。
安藤は本番で普通に演技が出来れば上位は難しくはないのに…。
自分が一番年下なら気楽に滑れただろうけど、
年下の浅田真央の存在がプレッシャーになってはいないだろうか。
彼女がいつかインタビューで言っていた。
「いまトリノで頑張らないと、次はすぐに真央に抜かれちゃうから」
そんな焦りもあるのだろう。

…夕方、ものすごーく寒い中でJog&Walk。
でも、気持ちいいものだ。
ビーチウォークにて、腕立て伏せ20回。


…実家の母から送られてきた名古屋コーチンの味噌鍋。
水菜や葱が旨い。純米吟醸「勝駒」を飲む。


…今日はスポーツテレビ観戦三昧。
仕事をしながら延々とスポーツを見続ける。
実業団女子駅伝は凄まじい吹雪の中でゴール、
Vリーグ女子はNECが24-19から逆転負け、
ラリーポイントでは珍しい。
FIFAトヨタカップ決勝とフィギアのエキジビションを交互に観る。
やはり浅田真央がダントツだった。
特に美少女趣味はないが、フィギアというスポーツに鳥肌が立つ感覚は初めて。

2015/12/18 白熊ジャズ

寒くなる。
寒くなるが震え上がるほどではない。
折に触れ、去年や一昨年や5年前の同じ日の記述を読みかえすが例年はもっと寒い。
朝、走らず、プールで少しだけ歩く。


午後イチでナレーション録り立ち合い。
ナレーターが STARWARS のイベントに出演するのできょうは前倒しのスケジュール。
収録後、IMPのスターバックスで東京仕事のメールを書く。
年末年始のスケジュールがどうなるか?
とにもかくにも健康の確保は最優先だ。
そして、毎日一歩でも前に進むこと。


OBPのコーヒーショップ、窓にカラフルな木々が映りこむ。
  


12月半ば、この季節はまだ景色に色彩が残る。
  



トヌー・ナイソー トリオ@兵庫県立芸文センター小ホール
澤野工房プレゼンツの素敵なジャズコンサートでした。
バルト海の小国エストニアのピアニスト トヌー・ナイソー。
最初に聞いたのは2007年12月、次が2012年の同じ12月。
今回で3回目のリピーターとなりました。
   


御年64、かのニキータ・フルシチョフ似の風貌。
白熊がピアノを弾いている。
ステージでのユーモラスな愛想の良さは変わってません。
マンシーニの美しくも悲しい「ひまわり」に目頭が熱くなり、
「戦場のメリークリスマス」の音のきらめきに鳥肌が立った。
ジャズピアニストには音で遊びたい人、踊りたい人、
そして、歌いたい人がいると思うのですが、
トヌー・ナイソーはまさに歌いたいピアニストだと思う。
さすが “ 歌う革命 ” の国 エストニアです。

  


2回あったアンコールで STAR WARS のテーマをお茶目に弾いてくれた。
そうそう、今日は世界同時公開の日でした。


芸文ホールでは毎年暮れにジャズコンサートを何本か催す。
2005年あたりから10年、毎年平均すると2つくらい行く。
時節柄、ジャズを聴きながら一年を振り返ったりする。
トヌー・ナイソーのピアノを聴きながら今年登った山と、
走ったマラソンとそれに付随した小旅行を順に思い出していた。
登った山は5つ。
鈴鹿の藤原岳、奥越の取立山と赤兎山、白山、ピークハントじゃないけど白山チブリ尾根。
走ったレースは5つ。
琵琶湖レイクサイドハーフ、大阪長居公園ハーフ、安曇野ハーフ、
舞鶴赤れんがハーフ、富山マラソン(フル)、暮れの宝塚ハーフを入れたら6つになる。
叙情的なピアノの音が春夏秋冬の美しい風景を瞼に浮かび上がらせてくれる。
恒例の歓迎すべき体験。


      


自宅の机の引き出しにスモークオイルサーディンの缶詰を隠している。
エストニア産のオイルサーディン。
トヌー・ナイソーを聞いた夜に飲みながらこれを食べる算段だった。
   


でもアンコールで長引き帰宅したのが22時過ぎ。
さすがに今夜は自重した。
いつかスモーキーなウイスキーと合わせたい。
 


 


  

2015/12/17 日々を慰安が吹き荒れて

朝に筋トレ。
なんとか中二日ペースを守っている。
風邪は…いまのところは大丈夫だ。


津村屋の栗おこわ。
栗が多すぎ?
おこわとの比率、半々の贅沢。
おいしい栗。
はたはた煮つけ、ベーコンと白菜、エノキのソテー、
大根おろし満載の湯豆腐(雪鍋)、わかめと大根と麩の味噌汁。
ヒロは管理栄養士なので品数は必ず10種類以上ある。

  


京橋駅に声高にスペイン語を話す男たちがいた。
サッカー、リバープレートのサポーターと推測。
ジャケットのエンブレムに見覚えがある。
ヴェノスアイレスからはるばる20時間以上かけてやってきたのだ。
バルサとガチ勝負を見るために来たのだ。
そりゃ負けられないよなあ。
彼らはBOOMの島唄を歌えるのだろうな。
アルゼンチンで大流行したらしいから。


社長のテロップチェックを終え、ソフマップへハードディスクを買いに出る。
今回の東京仕事で使う素材を詰めこむためのHDDだが
、I・O DATAのアウトレット品で3TBのが10800円だった。
ポイントを使って8000円で購入。


中之島をA藤、T夢と3人で走る。
おりしも「OSAKA 光のルネサンス」というライトアップイベントを開催中。
中之島公会堂に3Dプロジェクションマッピングが投影されていた。
6キロ弱を走る。
今月は80キロ越え、宝塚ハーフを走れば月間130キロくらいにはなるか。
とにかく風邪はひかないこと。
そのために中2日30分の筋トレは欠かさないこと。


ラン終わりに有志で忘年会。
2号線沿いの「銀座いちご」という鶏とパスタの店。
ランメンバー以外に伏見工業のラグビー取材帰りのI田と
サッカーCWC取材でスパークしたA木と素材送りでランを見送ったダーヤマが合流。
“ ここにはいない ” 人の噂話で盛り上がる。

  


馬鹿話をしながらふと思う。
自分はここにいていいのかな、と。
彼らは最年長のA藤やA木でも僕とは18も違う。
10年後にはこの輪に自分はいないのだ。
単に さみしい とはちょっと違う感情。
この世から先に消えてしまうという悔しさだったりする。
そう思えるくらいに自分は幸福なのだと再確認する。
いまも…日々を慰安が吹き荒れる…のだ。


きのう岡本おさみの訃報が届く。
享年73、自分より15歳上。
ついこのあいだ「旅の宿」について日記に書いたばかりだった。
「襟裳岬」「おきざりにした悲しみは」「野の仏」「地下鉄にのって」
「落陽」「ルームライト」などなど、ふと口ずさむ歌が多々ある。
♪ 日々の暮らしはいやでも やってくるから 静かに笑ってしまおう
この詞と酒がどれほど慰さめになったか。


香櫨園浜(写真は文章と関係ありません)
  


詩人 吉野弘のフレーズを借用した「祭りのあと」が印象深い。


  日々を慰安が吹き荒れて 帰ってゆける場所がない
  日々を慰安が吹きぬけて 死んでしまうに早すぎる


慰安が吹き抜ける、とはどういうことだろう?
慰安=労をねぎらい、なぐさめ、安らぐこと
なんだかこれまでの、いまの、自分の暮らしのような気がしてきた。
吉野弘の原詩によると、慰安はさみしい人の言葉を枯らすそうな。
確かに、言葉は枯れつつある。


岡本おさみ、本人歌唱のアルバムがあった。
「襟裳岬」 https://www.youtube.com/watch?v=dCs8KwcqCxs
「祭りのあと」 https://www.youtube.com/watch?v=Xud0wFIR2ow
     

2015/12/16 黄金の御堂筋

憂鬱な東京出張から帰る。
皇居周辺でもイチョウを撮ったが大阪の街も落葉のシーズン。
黄金色(こがねいろ)の御堂筋を歩く。

   


淀屋橋のマルシェに吹田の津村屋さんが出店している。
オーナーご夫婦を3年前の大阪マラソンで取材させてもらった。
和菓子を作り、お店に出て、3人の娘さんを育てている中で
フルマラソンに初挑戦して美人の奥さんと夫婦揃って完走した。
最近は能勢の山でお菓子に使う栗の木を育てているので、
さすがに走る時間はないみたいだ。

   


   


栗おこわと銘菓くるみ餅を買う。
会社に持って行くとくるみ餅を食べたみなさんが大絶賛の嵐。
なにこれ?やわらかい。
上品な甘さやね。
どこで売ってんの?
ローストした胡桃の実をまぶしたやわらか〜い餅でつぶあんをくるんだやさしい和菓子です。


実は僕も久しぶりに食べて驚いた。
あれ、やわらかい、美味しくなってるかも、と。
伊勢の赤福や加賀のあんころ餅より数倍おいしい。
吹田の津村屋さん、水曜日の淀屋橋マルシェ、
大阪駅の伊勢丹の地下、大阪ハウスで売ってます。
僕は帰りに伊勢丹に寄ってまた買ってしまいました。


http://www.osakamon.jp/kurumimochi/index.html
   


   


仲間で読書マラソンというグループを作っている。
夏以降、誰も投稿しなくなって開店休業中。
メンバーのみなさんも、僕も、おそらく60冊くらい読んでいる
はずだがこういうのはいったん途切れると億劫になる。
最近は白石一文の小説を読んでいた。
「翼」「神秘」がよかったので「一瞬の光」を読み始めたけど…
長くて話が憂鬱なのと、一流企業のエリート社員とか、医師とか弁護士とか、
セレブ臭が強すぎて辟易してきたので途中棄権した。
現実が憂鬱だと憂鬱な話は読みたくない。
そのかわりに楽しく読んだのは村上春樹と生島淳の新刊。


   


村上春樹の紀行エッセイは大好物。
アイスランド、フィンランド、ラオスと辺境の地を訪ねてるけど
僕がぜひ行きたい!と思ったのは巻末にある熊本紀行だった。
特に万田坑の赤煉瓦建築や海の上の浮かぶ小学校(廃校)や、
阿蘇の山麓にある樹木を動物の形に刈り込んだ焼きトウモロコシ店(意味分かりませんよね)、
熊本市街の玉屋通りにある一杯200円のバーとか行ってみたいところ満載だった。
生島本は箱根駅伝の小品集。
明治大学編と中央大学編が心にしみた。



夜は阿部夫妻と十三で飲む。
わざわざ阪急電車で淀川を渡って飲みに行く。
得一という大箱の立ち吞み屋の超特大の液晶画面で
クラブワールドカップの広島vsリバープレートを見る。
0-1でサンフレが惜敗す。
僕はまた淀川を渡り、クリスマスモードの梅田へ戻るのでした。

2015/12/15 おがわの会 2015冬

前述のように明け方に目覚めまんじりともせず朝を迎える。
天気もぱっとしない。
夜に雨が降ったのかアスファルトが黒く濡れている。
気怠いけど走れば血液循環がよくなってシャキっとするか、と8時過ぎに走り始める。
今月皇居6周目かな。


銀杏が呆れるほどの色づいている。
  


  


きょうは昼前から定例会議、夕方から京都で「おがわの会」
会議終わりでリライトを命じられ、大慌てで間に合わせる。
渋谷のハチ公前の交差点のスターバックスで作業する。
あんな晴れがましく騒々しい場所には好んで行くことはないが必要とあらば入れるものだ。
山手線内、品川駅ホーム。のぞみ車内でも作業を続けiPhoneテザリングでつないで送る。
反省点はいくつかあり。


さて、京都です。
小雨まじりの空模様。
さて、食堂おがわです。
眼鏡堂とたすくのI西さんがフランソワで待っている。
予約は午後5時、早いかなと思ったらすでにカウンターは半分埋まり客が食べていた。
生ビールで乾杯。
おまかせにする。
嫌なことはしばらく忘れ、気持ちよく吞み食べた。


このわた入りの茶碗蒸し、ワタリガニ、このあたりから燗酒にする。
近江の喜楽長から始める。
お造り盛り合わせは鱧、ひらめの縁側、鰤。
オイルサーディン、うどのてっぱい、本もろこ、蒸した海鼠、蕪蒸し、からすみを包んだ餅、鴨ハム。
締めは鯖鮨と茗荷の赤だし。


近江、びわ湖の本もろこです。
  


二軒目は先斗町のマグへ行くつもりだっがお休み。
となりの「BAR tombo 」で飲む。
アメリカのテキサスからのカップルが来て少し話す。
女性の方は新潟の上越で英語教師をしていたとのこと。

  


眼鏡堂は忙しい一年でいいことも悪いことをあったとのこと。
I西さんはお店の客層が変わりターニングポイント、進む方向を模索中とのこと。
来年の5月にまた贅沢しましょう。
それまで生きてましょう、と9時半過ぎに京都を辞す。

再録 2005/12/15 Powerbook損傷と深夜の訃報

秋葉原駅前Excelsior にて)
※この場所、この時点から3年後に恐ろしい事件の現場になるのだがこの時は知るよしもない。


昨夜はホテルに帰ったのが1時前、
何と10時近くまで起きられなかった。
「すえひろの湯」に入ってそそくさとチェックアウトする。
昨日帰ってきて気づいたのだが、このPower Bookの筐体が歪んでいる。
本体の周囲を囲むアルミのカバーが歪んで外側へ膨らんでいる。
そのせいでPower Bookがデスク面にピタリと接地せずにガタガタする。
これはどうしたことだ?
本体の機能には問題ない。
ロケ場所で使っていたときには気づかなかった。
強い衝撃を与えた覚えもない。
落としたり踏んだりすれば本体に異常を来すだろう。
大きな荷重をゆっくりとかけなければこんな状態にはならない。
使用に問題はないのだが…悲しい。
まだ保証期間中なので修理に出してみようかな。


…神保町の吉本興業で雨スポ特番の会議。
1時半から5時過ぎまでの長丁場。
19:00発のJALで大阪へ帰る。
大阪は摂氏4度、初雪が降ったという。


今日で12月は4勝目、されど11敗。
自宅のリビングで、腕立て伏せ20回。


深夜に訃報。
仰木彬オリックス監督が逝去。
以前から悪いとは聞いていたが、進行は予想以上に早かったようだ。
享年70歳の若さだった。
1980年代、近鉄時代に藤井寺でインタビューしたことがある。
あの頃、監督は50代だったろうか。
梨田さんの企画だったろうか。
いい意味でパリーグらしい監督だった。
上田阪急vs仰木近鉄、森西武vs仰木近鉄はパシフィックの名勝負だった。
ご冥福を祈ります。
明日はニュースデスク。

再録 2005/12/14  収録2本立て

有明スタジオにて)
午前8時起床、「すえひろの湯」に浸かりホテルを出る。
食欲がない。昨夜、遅くまで起きて飲んでいたせいだろう。
良くないです。確信犯とは言え、反省しています、ということにしておこう。
ワインは何杯飲んだのかがわからなくなってしまう。
ちゃんと計算するようにしなければね。(姿勢として)
いつもは和風の肴だが、昨夜はチーズやオイル、バターを使ったこってりしたもの。
ちょっと胃が重いのはそのせいだろう。


写真は昨日の朝の東大キャンパス。


(ドーミーイン秋葉原にて)
秋葉原から有明スタジオへ。
山手線で東京駅へ。京葉線に乗り換えようとホームへ急ぐがこれが遠い。
ほぼ地下鉄の一駅ありそうな距離。
京葉線で新木場、新木場からりんかい線
これからは京葉線は使わずに地下鉄だな。


「いくちま」を2本収録。
収録後、渋谷へ移動、「7th Ining Cafe」のトーク収録。
モダンなデザイナーズマンションの一室。
今回はディレクターではないので気楽だが、手持ち無沙汰でした。
今までと違った空間でのトーク、絵柄は新鮮だよな。
僕がやると、ああいったブルータスのCASA特集のようなロケ場所はこなしきれない。
どうしても馴染みのあるスポーツバー空間とかトラッドな場所になってしまう。
ゲストがちゃんと来るかどうかだけが気がかりだったが無事に集合。
相変わらずの饒舌なシギーのトークを1年ぶりに聞く。
1時間ほど押して終了。


撤収後、スタッフと恵比寿の博多もつ鍋屋「蟻月」へ行く。
なかなか予約がとれない人気の店らしい。
表の店構えは地味で目立たない感じ。
中はシンプルでなかなか酒飲み心をくすぐる仕様。
座敷に座ってもつ鍋の醤油味と味噌味をいただく。
この店もみんな旨い! レバ刺しも、薩摩揚げも、卵焼きも。
酒は焼酎の黒じょかを注文、身体が ほわぁ と暖まるやさしい味わい。
久々に五島列島のうどん「五島うどん」も食べる。


ほんとに毎晩こんなことをしていていいのか!
自責の念に苛まれながら、
さわやかな冬の酔いにまかせて
恵比寿の夜は更けていくのであった。


ドーミーイン秋葉原にて、腕立て伏せ20回。

再録 2005/12/13 朝の安田講堂、夜の三丁目

(ドーミーイン秋葉原にて)
7時起床、7時半過ぎからジョギング。
冬晴れの快晴、空気はきりっと冷えこみ風はない。
絶好のジョグ日和だ。昨夕に走った渡り鳥が浮かぶ不忍池の周囲を走る。
ちょうど出勤時間と合って公園内を足早に急ぐサラリーマン、公務員、学者。
このあたりは東大と東京芸大のフランチャイズだ。


ついでにと東大キャンパスへの坂道を上る。
正門から安田講堂に続くキャンパスに銀杏の落ち葉が敷き詰められていた。
黄色一色のカーペット。
踏みしめて安田講堂へと走る。
初めて生で見る安田講堂。
全共闘が立て籠もったニュース映像ではもっともっと巨大に見えた。
なんだこんなものか、という小さなもの。
この中で様々な物語が生まれたのだ。
僕は小学生か中学生だった。


キャンパスにある三四郎池の畔で腕立て伏せ20回。
赤門をぬけホテルへ戻る。



…台本をもう一本書いてホテルを出る。
JR神田駅まで歩く。
途中、「尾張屋」という蕎麦屋で重ね盛りを食べる。
「眠庵」という裏通りの素っ気ない看板がかかった蕎麦屋もあった。
何だか気になる店だ。


…汐留のYTV支社で7th Ining Cafeの打合せ。
渋谷でメロン母に会いトートバッグを渡す。
歯の抜けたメロンがついてくる。
相変わらず元気そうで、しゃべりも達者になっていた。
東中野での打合せのあと、新宿三丁目の「ばくらい」へ行く。
先週の月曜日に構成S氏、編成M氏とたまたま行って見つけた店。
ワインの種類が豊富で酒に合う料理が美味しい。


路地裏にある店に入ると一番奥に構成S氏がいた。
年配の編集者と静かに飲んでいる姿が絵になっていた。
そのワイン通、日本酒通、釣りキチの編集者の方によると
この「ばくらい」のワインのラインナップはなかなかのものらしい。
氏によると四谷の「鈴傳(すずでん)」という酒屋の立ち飲みがいいらしい。
全国の地酒が豊富で3000円あれば二人で酔っぱらえると言う。
(ほんとは僕がそんなことで喜んでいてはいけないのだけどね)


人気ナンバーワンの赤ワインをボトルで注文、
ワインを知らない人間からするとこういうメニューは嬉しい。
赤ワインが美味しい、つまみも、パンも妙に美味しいのであった。
店の優しそうな女性は葡萄の絵を書いた胸章つけている。
TKのAさんが「あれ、ソムリエの印だよ」と言う。
何度も聞け聞けと言うので本人に確かめると、そうだ、と言う。
初めてソムリエという人を見た。
9時過ぎに編成のM氏が合流、10時近くなって三茶氏も合流。
TKのAさんも久々にハイテンションで新宿「三丁目の夜」は更けていったのだ。


今月3勝10敗…。

2015/12/14 明け方に目がさめて

神保町のバジットホテル「サクラホテル」、深夜というか明け方に目が覚める。
昨日は外で飲まず、ホテルの近所のインド料理屋でカレーをテイクアウトして部屋で食べた。
疲れていて眠ったのが10時前だったのでこの時間に起きるのも仕方ない。
きのう、Facebookに4年前、2011年の同じ日の投稿をシェアしたら友人から多々反応があった。
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/touch/20111214/1323845236


2011年といえば3月に東日本大震災があった年だ。
あの頃、この国や自分の周りについて感じていたことがたった4年の間に風化しようとしている。
いま、2020年のオリンピックに関する仕事をしているが、
そこで話されていることはあの年に感じていたことから遠く離れている。
この仕事が憂鬱なのはそのせいでもある。
明け方に目覚めて、なぜか、プレイバックな気分。
ブログで10年前、2005年に何をしていたか振り返ることが出来る。
時間つぶしに10年前の日記を再アップする。
12月13日から3日間の日記。
奇しくも東京出張中。
当時は日記を書いた場所を記していたことを思い出す。


   



朝、豚汁とごはんの朝食を食べて出る。
のぞみ自由席、指定をとったが新大阪駅に早めに着いたので2つ前に乗る。
8時50分は意外に空いていた。
ずっと曇天、たまに薄日が差す東海道。


東京駅にて見上げる。
      


ホテルは一泊5900円のサクラホテル。
チェックインは13時からなので東京駅から神保町を歩くことにする。
途中、大手町読売新聞本社前を通る。
「箱根駅伝 ナインストーリーズ」を読んだばかりなので臨場感がある。
来年、ここに最初に帰ってくるのは東洋か、青学か、駒沢か。

  


神保町、中国語が飛び交う店で炒飯を食べる。
スタンダードな炒飯とスープというシンプル・イズ・ベストで680円也。
途中から炒飯にドライオニオンをかけると味が変わって美味しいと店のお薦め。
隣の写真は夜にホテルに持ち帰って食べた印度カレー弁当 700円也。
650円のとどこが違うの?とインド人に聞いたら、目玉焼きがつきます、と言う。
印度人も目玉焼きに50円分のプレミア感を抱いているのだ。

 


チェックイン後、講道館へ打合せに行く。
仕事のことは憂鬱になるので書かない。
とにかく前に進もう。
  


その後、渋谷へ移動。
また憂鬱になるので詳細は省く。
三茶と素材プレビューの方策を話す。
30分ほど事務所へ行ってたら三茶が音信不通になる。
どこへも行くところがないので唯一落ち着ける渋谷更科へ。
大好物の里芋といかの煮物で熱燗一合飲む。
蕎麦は食べなかった。
    


夜、皇居を走りたかったが吞んでしまったので中止。
外で食べる気もなく神保町のバジッドホテルでカレー弁当を食べてそそくさと寝る
で、この日の日記の冒頭に戻るという次第。

2015/12/13 音楽と酒の癒し

忙しいからってほんとに楽しいことを封印しちゃつまらん。
明日死んでしまうかもしれないから。
僕なんぞが3時間か4時間サボったからって世界は変わらない。

瞬発力とか持久力にはもう自信がない。
毎日1時間とか2時間なら何とかなる。
細切れでもいいから毎日少しずつやること。
一歩でも先に進み、一週間トータルで考えよう。

朝、筋トレに行く。
今月4回目、30分だけどなんとか中2日ペースを守っている。
六甲に冬の光がまだら模様に落ちている。
摩耶山から長峰山あたりを撮る。
トレランしてみたいな。
   


8月か9月、ずいぶん早い時期から予約していたコンサートへ行く。
アン・サリー ブラン・ニューオリンズ2015 @兵庫県芸術文化センター神戸女子学院小ホール


アン・サリーを知ったのは2005年あたりだろうか。
今は、おそらくもうない神戸のHMV(ジュンク堂のビル)でCDを試聴して初めて彼女の名前を知った。
最初に聞いた曲は左の Voyage というアルバムの冒頭の曲。
耳障りのいいヴォサノヴァ、2曲目が確かジョニー・ミッチェルのカバー。
その2曲で購入を決めた。
タワレコやHMVでの試聴サーフィン、懐かしいなあ。
今もそうして音源を選んでいる人もいるのだろうけど、なんだか一昔前のような気がする。


     


その後、CMやテレビなどいろんなシーンで彼女を見かけるようになった。
ライブ情報も調べてはいたのだがなかなかスケジュールが合わなかった。
ようやく近くに来てくれた。

         


コンサートホールまで自転車で行ける幸せ。
早めに予約したので小さなホールの最前列、しかもほぼ正面。
アン・サリーさんは43歳、二児の母。
在日韓国人3世として愛知県に生まれる。
医師でもあり、高血圧の研究でアメリカ南部のニューオリンズに住んでいた。
今回はそのとき交流のあった現地のジャズマンとのコンサートだ。


アン・サリー登場。
美人です。
アジアンビューティー。
写真より実物がいいタイプかも。
吉田羊に感じが似てる。
ヒロは八千草薫だという。
あ、それわかる。


1曲目、スイート・ジョージア・ブラウン。
「真夏の夜のジャズ」でアニタ・オデイが歌っていた曲。
いわゆるジャズっぽいアーシーでソウルフルな声ではない。
透明感のある声。
ヒロも気に入ってくれて嬉しい。


ベイズン・ストリート・ブルース、ベースとディオでハニー・サックル・ローズ。
ニューオリンズの思い出を語りながら4曲目はミスター・ボージャングル。
遠藤ミチロウの訳詞、日本語で歌う。
前半最後は巨体のドラマーのヴォーカルをフィーチャーしてゴスペルメドレー。


後半はエキゾチックなナンバー。
吉本新喜劇のテーマとして有名なデキシーナンバー。
五木の子守歌、ジャズ風にアレンジしたトラジ。
ホワイトクリスマス、最後は服部良一の「胸の振り子」
アンコールは2曲。
Do you know what it means to miss New Orleans.(遙かなるニューオリンズ)
遠く離れていると恋しくなる、それがニュー・オリンズ、という歌。
歌い終わって話そうとしたら涙が出た。
きょうがツアーの最終日なのだ。
オーラスはサッチモの「この素晴らしき世界」
素敵なコンサートでした。
心に余裕はなかったけど行ってよかったと思えるいい時間でした。

  


コンサートにお伴したのは珍しくハスキーのモルくん一匹だけ。
コンサート会場でネコのぬいぐるみを膝に抱いて手拍子してるおじさんがいたっけ。


帰宅して、昨日の残りのラザニアを食べる。
ヒロはフィギュアのグランプリ・ファイナルを観る。
僕は仕事をしようとするがなかなかとりかかれない。
一度、熱い風呂に入って気分を一新して1時間で済ませる。
済んだらお酒が飲みたくなった。
本搾り冬柑を飲む。
飲みたりない。
ヒロが朝食べるために作った豚汁をつまみに芋焼酎を飲む。
2杯飲んだら気分がほぐれた。
酒精の力は偉大だ。