ぷよねこ減量日記 2009/5-2016/1

旧ぷよねこ減量日記です。2016年1月に新旧交代してます。

10/2/3 節分、北壁、iPhone、渡。

快晴、瓶と缶、雑誌、広告の資源ゴミを捨てる。
ジョギングが気持ちいい。
でも、5キロが長く感じる。
情けない。
無理はぜずダラダラペースでも続けよう。


久米宏のラジオで「言論機関の土俵はたくさんあった方がいい」というテーマ。
このままでは民放の放送局が潰れてしまうんではないか。
でも、言論機関としてのメディアはいろいろあった方がいいと思うという話。
(少ないと権力によるコントロールが簡単に出来るもんね)
日本は、特に新聞社の数がアメリカに比べて極端に少ない。
大新聞の寡占状態が続いている。
発行部数世界トップ5に日本の全国紙が入っているのではなかったか。


…節分。
朝食はご覧のメニュー、肥えた塩イワシの旨さといったらタマリマセン。
日本国民はマグロが異様に好きなのでイワシは軽んじられている。
いや、今やマグロは世界中で食べられている。
僕はイワシの方が好きだ。
でも、こういう季節にしかイワシはスーパーに出ないらしい。
今年の恵方は西南西。
iPhoneのコンパスでチェックしてお手製の細巻きを無言で食べる。


   


節分の朝食&西南西を向いて丸かぶりする図。   
   



…今年初めての試写室へ行く。
独逸映画『アイガー北壁』@東映試写室。
原題はNordwand、おそらくNorth Wall、ズバリ『北壁』でしょう。
ナチス時代、未踏だったアイガー北壁に国威発揚のために登る若者たち。
2人のドイツ人と2人のオーストリア人の二組のザイルパーティー。
実際にあった出来事、じわじわと悲惨な最期に向かって物語は進む。
登頂不能で下山を決意した4人だったが、落石、凍傷、自らザイル切断と次々と命を落とす。
最後に残ったトニー・クルツは絶壁に張り付き身動き出来ない状態となる。
「助けにきてくれ。下りられない。仲間は全員死んだ。もう(下りるための)ザイルがない。」
極限状態に見ている僕らも心拍数が上がり呼吸が止まる。
プレスシートの解説にこうある。

『(最後に残った)トニー・クルツの最期は、アイガー北壁登攀における
         最も痛ましい悲劇として人々に記憶されることとなった。』

本来のテーマとは別に思ったこと。
1930年代、当時の最新であるはずの登山装備を見て愕然となる。
厚手の綿の上着、毛糸のミトン、帆布のテントとシュラフ、
鋼鉄製のハーケンとカラビナ、何よりもいかにも重そうな自然素材のザイル。
いったい何十キロあるのだろう。
どれほどの寒さに耐えられるのだろう。
現在、衣類は軽量ダウン、ゴアテックス、登攀用具はアルミやジュラルミンとなった。
当時の今のクライミングとは全く別種の行為と思われる。
クライマーにとって1936年のアイガーは2010年のアイガーとは別の山だ。
映画を見ながら、つい自分があの場所にあの装備で立っていたら、と想像して絶望的になる。
もちろん比較することに意味はないが、僕らのような一般ハイカーにしても同様。
重いキスリングや蒸れて暑いゴム製カッパで登ることを思えば技術革新は有り難い。
ただ、当時の、今で言うレトロでクラシックな登山ファッションは素敵だと思う。
特に女性のセーター姿がいい。


    



ドイツの二人組の本拠地はバイエルン州のベルヒテスガルテンという山岳都市。
1987年の秋に行ったことがある。
アルプスに興味があったわけではない。
ヒットラーの山荘があるというだけでその街を訪れた。
素晴らしい山に囲まれていたはずなのに何の記憶もない。
つくづく残念。


外出時はアイフォンでTwitterを覗く。
返信したいのだがタッチキーボードに慣れていないのでストレスがある。
ミスタッチが多くて反射的に素早く打つことが出来ない。
携帯の時の半分くらいのスピードしか出ない。



…iPhone環境整備は続く。
ヨドバシ梅田でAirMac Expressとradiusの本革ケースを購入。
USBハブ、ケーブル、LANケーブルも買う。
ポイントが3000円分くらい貯まってたので使う。


帰宅して夕食。
AirMac設定する。
とうとう自宅も無線ネットワーク開設となった。
意外にも簡単につながる。
iMacのWEBページ読み込みスピードが速くなった気がする。
有線では10メートル以上のLANケーブルでつないでいた。
無線の方が速いのだろうか。
iPhoneも設定すると簡単につながる。
忘備録アプリ『Things』を起動させる。
自動的にiMacとiPhoneが同期する。
おお、凄い!
iMacで『Things』の項目を書き加える。
iPhoneが動き出してシンクロする。
おお!
仕組みがよくわからないがとにかく驚いてしまう。
すごく便利なんだけど…。
僕のあずかり知らぬところで賢い人たちが勝手にやってくれてる感覚。
不具合が出てもどうすることも出来ない。
まあ、洗濯機や冷蔵庫やテレビが壊れても僕は無力なのだけど。
105円の電卓だって仕組みは全く分からないのだ。

   



…NHK『ためしてガッテン!』は「室内で凍死?低体温が中高年を襲う」
つい最後まで見てしまった。
歳とともに体温が低くなってるという自覚がある。
番組によると体温が1度下がっただけで病気に対する免疫力が極端に落ちるそうなのだ。
体温計で測ると僕が35.4、ヒロが36.5だった。


冷え性と低体温とは違う。
手足が冷たくなるのは冷え性、これは身体の中心を低体温にしないための防御本能らしい。
手足の毛細血管が収縮して冷やした分、身体の幹に熱を貯め免疫力を守るのだ。
これはそれほどシリアスではない。
問題は低体温。
低体温にも2種類ある。
“熱くなれない”タイプと“熱を逃がしてしまう”タイプ。
血管が硬くなって収縮できないと“熱を逃がしてしまう”らしい。
僕はこのタイプだな。
高血圧の薬が原因かもしれない。
対策はウォーキングと一枚分薄着になること。
やっぱり過度の厚着はダメなのだ。


NHKのWEBページは充実してます。
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100203


次回は「薬も減塩も効かない!?急増する謎の高血圧」
これも必見だな。


続いてNHK教育で『こだわり人物伝 孤高のフォークシンガー 高田渡』を見る。
ナビゲーターはなぎら健壱。
第1回は子供時代、深川の極貧の暮らしぶりを兄弟に聞く。
長兄が高田渡にそっくり(若くした印象?)で笑ってしまった。
http://www.nhk.or.jp/fm-blog/200/34611.html
4回シリーズ。
すべて録画してDVDに焼きましょう。


名曲『鉱夫の祈り』
この歌はアメリカ産のフォークだと思っていたがワタル作品なのですね。
http://www.youtube.com/watch?v=zaB0pw1P_sc


続いてSONGSは岡林信康、山下洋輔を久々に見た。