2013/1/4 新春浪曲ショーに鳥肌 

晴れるが冷え込みがキツイ。
久しぶりにダッフルコートを着て、ことし初めてのお出かけ。
会社に顔を出し雑用を済ませて、JR環状線で阿倍野へ出る。
ヒロと会場で待ち合わせる。
初夢で『見たよ、聞いたよ』浪花節@阿倍野区民センター
 



第一部は浪曲きわめつき十八番特集でした。
『桃中軒雲右衛門』天光軒満月  

浪花節 中興の祖と呼ばれる桃中軒雲右衛門の下積み時代を描いた外題。
舞台は愛知県三河の岡崎にある小屋、そこの女小屋主と雲右衛門夫婦の交流を描く人情話。
明治後期、浪曲のスターはは歌舞伎の看板俳優と互角、いやそれ以上に人気があったことを覗わせる。
クライマックスは岡崎の2つの小屋で、成駒屋と雲右衛門が激突する。
                


『南部坂雪の別れ』真山一郎   

真山流の歌謡浪曲に真骨頂、ど迫力に圧倒されました。
一心寺で真山一郎を最初に聞いたのがこの『雪の別れ』だった。
関西にはまだまだ凄いのがおるなあと同行のK輪住職らも啞然とした記憶が甦った。
12月に『刃傷 松の廊下』を見たが、こっちの方が凄いです。



『サイコロ夫婦旅』京山小圓嬢  

長谷川伸の「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」の浪曲版です。
なぜこんなタイトルになったか?
当時、NHKラジオでは「やくざ」とか、「いれずみ」とか「ちょうはん」とかは御法度だったらしい。
                

『秀吉報恩旅行』松浦四郎若   

しろわか! 四郎若さーん、と声がかかる。
この人の浪曲は面白いです。
語りが上手いので筋(ストーリー)が面白い。
僕ら夫婦は四郎若さんのことをザックと呼んでます。
(ザッケローニ似なもので)
                


第二部は新春 民謡お国めぐりと幸枝若の歌謡ショー&河内音頭です。
民謡に感動、特に天中軒涼月(写真右下の女性)の『南部牛追唄』には鳥肌が立ち目頭が熱くなる。
歌詞の意味はわからねど純粋に人間の声そのものにゾクゾクっときたのは初めてかも。
この人、駆け出しの浪曲師ですが元は民謡の全日本チャンピオンだったらしい。

これが『南部牛追い唄』です。
http://www.youtube.com/watch?v=gPjdUej4Zbk


     田舎なれども サァハエー
     南部の国は サー
     西も東も サァハエー 
     金の山 コーラサンサエー


“声の芸術”と言われる江差追分と同じようにこの歌だけの全国大会もあるらしい。
(そもそも江差追分の追分節のルーツが南部にあるらしい)
生で聞くと泣きそうになります。
いやマジで。

 


観客席に浪曲ファンの妖精を見つけた。
浪曲ファンの小柄なおじいちゃんで、去年2月、同じ会場で行われたチャリティー公演で見た人だ。
あのときはフィナーレの河内音頭でたまらずに舞台にあがって踊りだした。
あまりの可愛らしさに僕らは“妖精”と呼ぶことにした。
今回も会えるかなと楽しみだった。
この阿倍野区民センターでしか会えない。
妖精は一心寺の浪曲寄席や国立文楽劇場のには姿を見せないのだ。


…JR環状線、阪神と乗り継いで西宮へ戻る。
ことしの初外食は久々の『甲南亭グリル』でした。
僕はロールキャベツと海老フライ、ヒロは大好物の蟹クリームコロッケ。
この店に来るのは5年ぶりくらいかも。