近畿地方が梅雨明け。
7月8日の梅雨明けは平年より13日早く、去年より8日早い。
一昨年の2011年に並んで3番目に早い梅雨明けらしい。
観測が始まってから最も早い梅雨明けは1978年の7月3日だそうな。
1978年、僕は金沢で暮らしていた。
どんな夏だったのかな。
僕は無駄に若く、季節や花鳥風月に不感症な大学生だった。
ヒートアイランドも、熱中症も、ゲリラ豪雨も知らなかった。
熱帯夜なんて滅多に無かった。
夜になると熱はすぅっと引いて心地よい夜気に包まれた。
扇風機も持ってなかった。
夜はやさし。
季節は今よりずっとマイルドだった。
今の金沢はどうなんだろ?
22歳の夏は遠い記憶の彼方だ。
とにもかくにも、56歳の夏が始まった。
あらあら。
海まで歩いて2分という立地なので滅多に猛暑日にはならない。
マンションの5階なので風さえ通ればエアコンは要らない。
熱帯夜は辛いので寝る前にいったん冷やして寝る寸前にオフってあとは扇風機。
我が家の夏のパターンです。
朝10時にプールへ行く。
Tシャツ、短パン、サンダルばきで自転車で3分でプールという贅沢。
この立地が嬉しい。
…ニュースデスクとミニ番組の監修。
2年目の若手ディレクター担当の阪神新井兄の5分企画です。
介入し始めたらキリがない。
放任主義と言っておく。
集めてきた素材をすべて見るわけにはいかないので補強は出来ない。
出来るのは、整える、無駄を省く、アクセントをつける。
料理を美味しくすることは出来ないがせめて見映えよくしよう。
編集待ちでA藤と天満「一富士」へ行く。
おまかせの串焼き、どれも美味しい。
ストップするのが惜しいほど。
隣の客が食べているものに惹かれておまかせオーダーをストップする。
鉄板にはこれが似合う。
焼きそばが好きだ。
きっぱりと好き! と言える。
多分、好きな食べ物ベスト8には残るのは確実だ。
炒飯と順位をつけろと言われたら棄権する。
「一富士」の鉄板焼そば。
焼き崩れた目玉焼きがいい。
…仕事終わりで神山町のバーへ寄る。
石垣島のミネーロが同窓会で帰阪して明日の早朝ピーチ便で帰るのだという。
セルジオ、I田氏ご夫妻、セレッソサポーターのI村氏もいた。
I田氏とは自転車の話、I村氏とはセレッソ育成の話。
I村氏は当然ながらハナサカクラブの会員でした。
神山町のバーから駅へ向かう途中、東通りでキャバクラの客引きに声をかけられた。
お兄さん、30分だけキャバクラどうすか? って。
キャバクラやガールズバーに誘われるなんて何年ぶりだろう。
数年前、仕事仲間と新橋の広場を歩いていた時のこと。
若いバイトっぽい客引きに、『たまにはキャバクラなんかどーすか』と言われた。
なんか釈然としない気分だった。
そもそも、たまには、ってどーいうことなんだ?
僕がそういう場所にたまにしか行かないようにみえたのだろうか?
それはバイト君の観察眼が未熟だということか? といえばそうでもない。
キャバクラに行ったことはない。
当たっているのだ。
では、なぜ釈然としないのか?
たまには、には風俗店に疎い僕を小馬鹿にしたニュワンスが含まれていて、それに腹を立てているのだろうか。
遊んでない童貞オヤジ、と見られた屈辱感だろうか。
あのバイトが放った、たまには、という四文字が自意識の強い僕を悩ませる。
『たまにはキャバクラなんかどーすか』
彼は常套句として使っただけなのか。
誰か教えてください。
新橋の客引きは誰にでもそう言うのでしょうか。
あのとき、引き返して、「なんでたまにはって言ったんだ?」とそのバイトを問い詰めるべきだったか。