朝から雨が降り、自堕落に寝坊する。
昼から図書館へ行く。
安西水丸の「4番目の美学」と池澤夏樹の「叡智の断片」を借りる。
夙川公園の咲き始めた桜が雨に濡れていた。
水が花の色を濃くするだろう。
去年と比べると少し遅いことを日記で確認する。
ここ数年でもっとも遅かったのは2012年のようだ。
同じ時期にモクレンがまだ蕾だった。
…今年は花粉がひどい。
去年は点眼薬で防げたが今年はダメだ。
目がかゆい。
視力が落ちたような気がする。
ゴシゴシこすると視界が悪くなる。
どこにも焦点が合わない。
去年より明らかに視力は落ちている自覚がある。
眼科クリニックで定期的に検診している。
高血糖で入院して以来、眼底検査は欠かせないのだ。
幸い、ここ10年は何の問題もない。
加齢によるドライアイはまた別の話。
いまや涙成分の目薬は欠かせない。
前回は去年の5月だった。
ほぼ1年ぶりの検診。
さくら夙川のえの眼科まで雨の中歩いて行く。
いつものように待合に座れないほどの混みようだ。
待ち時間、検査、診察、薬の処方と合わせて4時間ほどかかる。
まる半日仕事だ。
視力検査、眼圧の検査を済ませて診察。
頼りになりそうなおばちゃんの医師に、眼球の白い部分にしわがありますね、と言われる。
表面がなめらかではないから涙が出ても一箇所にたまってしまい拡散しないのだそう。
ちょっと視野も調べてみましょう、と言われる。
また待合で待機。
呼ばれて検査室で眼球の写真を撮る。
また待機。
別の検査室で視野の検査をする。
片眼ずつそれぞれ10分くらい、集中を要する検査。
しばらく待って、ふたたび診察。
自分の眼球の写真を見せられる。
眼球の中央に白いにごりがある。
(白内障?)
違った。
「ここの部分に白いにごりがあると3人に一人は緑内障を疑うんです」とのこと。
りょくないしょう?
http://www.santen.co.jp/ja/health/eye/library/glaucoma/
「でも、視野は欠けてないし眼底もきれいなので今の段階では大丈夫です」
緑内障は自覚症状も無く進行が遅いので年イチの検査でいいとのこと。
安堵する。
でも、またひとつ荷物が増えた。
60年近く生きるとは…毎年のようにこういうお知らせが届くことを覚悟しろということか。
診察、検査、目薬で8000円ほどかかる。
やれやれ。
でも、必要経費。
…和歌山の親戚から有田産のオレンジが届いた。
フレッシュジュースが楽しみです。
…本屋でたまたま見つけた「川あかり」(葉室麟)が滅法面白い。
短編集の隠蔽捜査シリーズのスピンオフ「初陣」(今野敏)を読み始めていたのだが、
短編の合間に冒頭だけと読み始めたらあっという間に物語に引き込まれた。
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こちらは浮気された「初陣」、これも面白い。
ドラマで伊丹は古田新太、竜崎は杉本哲太らしい。
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