日本カーリング選手権 2006/3/3

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(松本ホテル花月にて)
6時過ぎに起床。
きれいな大浴場で朝風呂を浴びる。晴れて松本盆地を囲むアルプスが見渡せる。
松本のホテルに泊まってこんな贅沢な気分が味わえるなんて思わなかった。
さあ、遅れている仕事を片づけてしまおう。 
発注メールは書けたがこのパワーブックに送るべきアドレスがない…。

松本城へ寄り道して駅レンタカーへ歩く。
残念ながらアルプスに雲がかかってきた。
9月に行ったロイネットのあるビルの「すかいらーく」で朝食。
前回は変な席に案内されたので今回は意を決して窓際の席に陣取る。
こういう店には携帯電話で傍若無人に話す男が必ずいるよなあ。
ここにもいたよ。
彼の感性には、携帯で大声で話すことがマナーに反しているという、
という意識は全くないのだろうなあ。
おお、何だか説教し始めたぞ。
お恥ずかしいことに、関西弁だし。

…今回のレンタカーはMatsudaのデミオ。
12時間で6700円(スタッドレスタイヤ着装)
このナビが長野道(高速)に乗せよう乗せようと誘導する。
宿の人に聞いたら三才山トンネルを抜けたら軽井沢まで1時間半だという。
ナビを無視して山越えする。
峠の樹氷がはっとするほど美しい。
店主か日帰りで来るという旨の電話が入る。
一路、軽井沢駅へ向かう。
残念、浅間山は雲に覆われている。

11時過ぎに軽井沢駅に着く。
東京から来た店主と立ち食い蕎麦の昼食。
会場のスカップ軽井沢へ向かう。
1998年 思い出の長野オリンピック カーリング会場であります。
(実際には練習会場だったらしい。競技会場は同じ公園内にある風越公園アリーナ)
日本の若きスキップ敦賀クンの涙するシーンを思い出します。
長野五輪から8年、なんだか遠い昔のような気がする。

アリーナやテニスコートなどの総合施設 「軽井沢風越公園」、
スカップ軽井沢は公園内に、つつましく控えめに在った。
五輪マークがなければ何かの倉庫のような地味な建屋。
ここで、今まさにブームとなっているカーリングの日本選手権が開催中なのだ。

店主「お、カーラーたちが煙草吸ってますよ」
玄関で選手たちが灰皿を囲んで煙草を吸っている。
アスリートらしからぬ、おっさん然とした雰囲気を漂わせている。
地域の草野球大会に借り出された会社の仲間のようだ。
とても日本の頂点を決める大会とは思えない。

素人っぽい(好感の持てるという意味)プレス受付を済ませる。
一日3試合行われるうちの2試合目が始まろうとしている。
報道陣は見渡すところ僕らしかいない。
大会は3日目、まだ予選だからだろうか。
観戦する客らしき人々も…ほとんど見あたらない。
チーム関係者がちらほら。のどかなゆるーい雰囲気です。
毎年、但馬ドームで開かれる障害者野球の日本選手権に似た感じだが
障害者野球の方は報道関係者や地方からの応援団で結構賑わう。
でも、目の前のこれは、オリンピック競技の日本選手権なのだ。
カーリングブームとは言われても実際のところ、これが現実だ。

決勝になれば報道陣や観客は集まるのだろうか?
僕もいろいろなマイナースポーツの会場を見ているので
ある程度の想定はしていたが、現実は想定を越えていた。
これまでオリンピック代表が決まる年以外は、ひっそりと行われていたのだろう。
(他にもそんな競技はあるのだろうけどね)

日本選手権は今年で23回目。
パンフレットによると1984年(ロサンゼルス五輪の年)から始まっている。
第一回の会場は真駒内アイスアリーナ、優勝はレッドパジャマという北海道のチーム。
第18回の女子優勝はシムソンズ、一昨年の優勝はフォルティウス、今回のトリノ代表だ。

さっそく試合観戦。
とはいっても観客席はほとんどない。
縦位置に3段の仮設のスタンドがあるだけ。
その最後列はコーチ席となっているが、ほとんどのチームが選手兼任だから人もまばら。
4つのシートで同時に試合開始、主審とかがいるわけではないので
選手同士が挨拶して勝手に試合は始まる。
あれ、もう投げるの?って感じだ。

注目したのは現在二連覇中の常呂協会とその前に4連覇しているチーム浅間の対戦。
男子もまた常呂町と長野の二大勢力が競い合っている。予選では屈指の好カードだ。
常呂協会のエースは28歳になった敦賀信人、
日本でカーリングと言えば彼しか思いつかない。
その彼が8年前に涙を流した同じ舞台でスキップを務めている。

以下、実際のカーリングの試合を観ての感想…

意外に展開が早い。
テレビ中継ではゆったりと感じられるが制限時間があるために
素早く、次なるターゲットを決めなければならない。
うーん、これはどーするのかな、なんて考えているともうストーンが滑っている。

テレビでは映像を選択してじっくり見せてくれるからだろう。
(たとえば天井カメラを長く見せてくれる)
現場では見るモノを自分で選択しなければいけない。
材料は多いが判断材料にするほど見る目が養われていない。
これは他のスポーツでも言えること。

知ってはいたのだが、生で見ると44メートルはけっこう長い。
よほど習熟しないと距離感がつかめないだろう。
ヒットさせるショットより、置くショット(ドロー)は緊張を強いられる。
予想以上に神経を消耗させる。

ウォーコールも、イエスコールも、声のでかいスキップがいて
隣のスイーパーはうるさいだろうなあ、自分らのスキップコールが聞こえないのでは?
敦賀クンは淡々とコール、しかし、ここぞと言うときには激しい。
さすが名スキップ、タクト裁きもメリハリが効いている。

これも知識として知ってはいたのだが、
エンドごとにハウスが入れ替わる。
縦位置で見ていると(そこしかスタンドは無いのだが)偶数エンドしかハウスがめ見えない。
ずっとこっち側のハウスでやってよ、と思う。

カーリングは氷上をストーンが滑る「音」の競技だ。
大量点差でギブアップした試合でストーンを一カ所に集めるときにもの凄い轟音となる。
ジャンボ旅客機が通過しているかのよう。

コーチ席にノートパソコンでスコアをつけている選手がいる。
カナダから取り寄せたスコア用のソフトで瞬時にしてその選手のショットの成功率も出る。
彼はずっとイアホンで音楽を聴いたり、携帯メールをしながらスコアをつける。
選手との交信なのかな、とも思ったがその様子もない。(それは禁じられている)
チームメートが日本選手権を戦っているという緊張感は無い。
決して体育会ではない、文化祭系だ。

もう一人のコーチ役の眼鏡をかけた人に話を聞く。
(話しかけた時には彼がコーチだとは知らなかった)
話しているうちに、ああ、この人常呂町のコーチなんだあ、とわかってくる。
おお、対戦中のコーチと雑談なんてしてしまった。
ラグビーやサッカーでは考えられない。

その常呂協会のコーチ平間さんが言うには、
目の前で試合をしている常呂協会が4月ボストンで行われる世界選手権へ出場するという。
オリンピックを見ても世界との差を感じた、
カナダなどはショットの正確さ、ウエイトジャッジ、さらにスイープ力が格段に違うという、
(それでも稀に勝てることがあるのがカーリングの魅力でもあるらしい)
世界選手権出場が決まって、チームはカナダへ合宿に行った、
すでに中国や韓国が合宿を張っていた、
彼らは二ヶ月間の合宿、日本はみんなの仕事の都合を合わせてようやく2週間、
中国や韓国の選手に、あれ、もう帰っちゃうの、という感じで見られた、
この二国ともカーリング強化で選手はカーリングだけすれば良いという、
ついで台湾も選手を集めているが、これはカナダ在住の台湾人ばかりのチームらしい、
練習環境は日本より数段に恵まれている、
ボストンの目標は?
日本はまだ2回か、3回しか出たこと無いんですよ、
12試合するので、一つは勝ちたい、出来れば2勝、3勝…。

目の前の試合は第9エンドにチーム浅間に1点を取らされた形となった常呂協会が
最終エンドに2点とられて危うく逆転負け?という展開。
ここでトリノ五輪でも見たでっかいコンパスのようなメジャーが登場する。
常呂協会のストーンがナンバーツーと判断されてタイブレークに突入。
第11エンド、常呂がミスショットが連発する。
さきほどメジャーで測った際にセンターに穴が空いてしまったらしい。
まあ、これは両チーム同じハンディということで試合続行。
敦賀クンのラストストーンも届かずチーム浅間が勝利。
予選1位を確実なものにする。

常呂協会は朝の試合で東京農大にも敗れているので不覚の連敗!
終了後、敦賀さんに話を聞く。
結婚して子供もいる敦賀さん、冬は朝から牡蠣の加工などの仕事、
カーリングの練習は夕方4時過ぎから、
夜はさらにカーリング教室やジュニアの指導もしている。
かなりのハードスケジュールです。
仕事の都合で彼はカナダ合宿には行けなかったとか。

インタビューが終わったあと、平間コーチと話をする。
敦賀さんは合宿行けなかったんですねえ、
そうです、
スキップが参加しないと練習に支障はないですか?
スキップはオーミヤがいますから、
え ???

そうなのだ。
勉強不足です。失礼しました。
この日本選手権には出場していないがボストンの世界選手権に出場するチーム、
スキップは近江谷好幸という47歳のベテランの選手だそうだ。
近江谷という名前は僕でさえカーリングの記事で目にしたことはある。
オーミヤと読むというのは知らなかったが…。
(あとで調べると長野五輪のセカンドだった選手で、日本カーリング界では有名な人、
 あの有名なシムソンズのコーチとしてソルトレイク出場、娘さんもカーリングの選手。)
日本選手権になぜ近江谷さんが出場していないのかを聞くのを失念した。(ドジ)
もしかしたら…カーリングの役員をしているのでトリノに行ってたのかも?

とにかく、敦賀クンは近年スキップでなく「チーム近江谷」のサードを務めているそうです。

勉強不足で申し訳ありません。
そんな僕にも平間さんたちはやさしく教えてくれました。
居直れば、そんなカーリング事情も含めて聞きたかったのですが。
日本選手権の本番のときに申し訳ない。

でも、青森で来週開催の女子の日本選手権。
あのトリノ代表の5人、「フォルティウス」も出場予定らしい。
こっちにはもっと何も知らない東京の記者やリポーター、
傍若無人のテレビカメラがお邪魔するかもしれません。

軽井沢で日本カーリング選手権の現場を見た総評。
みんながガツガツしなくとも、カーリングのようなのどかな競技もあっていいじゃない、
と僕なんかは思ってしまうのですが…。
オリンピック競技になってしまった以上、のんびり、牧歌的ではいられないのだろう。
トップクラスが向上していかないと底辺も拡がらない。
経済活動と同じで、すでに動き始めてしまったのだ。
競技母体を進歩、拡大、再生産していかないと未来もない。
楽しんでやっている環境の現状維持も困難になる。
好きな仲間だけで、やりたいようにやるから、は通用しなくなってきている。

カーリングに関わる人々が
今後、いかに戦略的に未来を見据えて強化費を集められるか、
強くなる環境をゲット出来るかあるいは政治的に動けるか、にかかっている。
カーリングの選手は別に仕事もあるし普通の人だ。
オリンピックはほとんどがそんな選手の競技の場だった。
金メダルを獲って帰国しても、翌週からは通常勤務に戻っていくのが普通だった。
いつからか新たな商品価値が見いだされ、メダルを獲るためだけに
ステートアマやプロフェッショナルが席巻する大会となってしまった。
トリノ代表の小野寺や林は青森のカーリング場の職員で練習時間には恵まれているだろう。
他の二人も比較的自由な学生、だから出場権を得られたというのもある。
忙しい漁師の敦賀さんはこれからカーリングの競技選手としてどうなるのだろう? 
スキップをはずれるに当たってカーリングを続けるに当たって、
いろんな悩みがあったのだろうなあ。


そんな目線とは別に思うこと。
スカップ軽井沢みたいなシートで試合やってみたいなあ。
カーリングはやっぱり自分でやった方が楽しいのかもしれない。
あるいは、カナダのパブあたりで世界トップの対戦を
地ビールでも飲みながらテレビ観戦してみたいなあ。
出来れば小林さんの解説付きで。

…スカップ軽井沢からの帰り、雲が払われ浅間山が全容を現す。
店主と軽井沢駅の南にあるアウトレットモールで珈琲を飲み松本へ戻る。
上信越道と長野自動車道で帰るがさすがに距離が長い。
運転は苦手なのでけっこう疲れました。

宿のお風呂で疲れを癒す。
この「深志の湯」いいよ。
肌がすべすべする。

本日も「山女や」へ日参。
客同士の会話で、この店予約なしではなかなか座れない、と有名な店のようだ。
一人なのでカウンター席の隙間にもぐりこめたのだ。
今夜も星空。



緑の風に歌う…? 2005/5/29-30

緑の風に歌う…? 2005,5,29
今日は日曜日、南光町のコテージでギターを弾こう。
図らずも2回目の大ちゃんキャンプになってしまった。
体重は70.35、血糖値はずーと80台が続いている。今日は83。
血圧128-76。

…日曜、月曜と南光町自然観察村のコテージを借りる。
メンバーは僕、セルジオ、Y田父子。
当初から参加予定だったファットN西は仕事でキャンセル。
(本人曰く、社畜になり下がっている故だという)
イギリス人のデンも次から次へ仕事が入り都合がつかなかったらしい。
本来の目的はギターの弾き語りをすること。
はっきり言って大学生の時以来、ほとんどやってないのでやりたかったんだよう。

JR三田の駅で父子を拾い中国道で山崎インターまで走る。
今回はセルジオが借りた日産ウインドロードという1500ccのバン。
裸のギターを2台積んでいるのが気恥ずかしい。
昼過ぎの南光町のキャンプ場は日曜とあってテント村が出来ていた。
人気のキャンプ場である。安くて環境がいい。
コテージのチェックイン時間はまだなので
バーベキュー棟でランチタイム。
炭火を熾すセルジオ&Y田父、材料を洗ってカットするぷよねこ&大ちゃん(5歳)
肉厚の椎茸が何ともうまみがある。日本酒が飲みたいなあ。
前日に関西スーパーで買った牛のモモ肉も旨かった。
わさび醤油、あるいは塩胡椒に醤油をつけずにわさびのみ、が旨い。
ただ、量は一人100グラムほどと少量。
ビールからセルジオ持参の新潟は村上の銘酒「〆張鶴」に。
僕はノンアルコールビールの缶と〆張を少々。
3時半頃にコテージに入る。
大ちゃんはコテージがお気に入りで前の客がいるときにも
まだか、まだかとにらみをきかせていたのだ。

キッチンで珈琲を煎れて、音楽の時間。
昼はあんなにいっぱいあったテントが見事に消えた。
若葉をつけた木々が点在する静かな緑のキャンプグラウンド、
「うた本」(何と1980年刊の雑誌)を見ながらそろそろと歌い始める。
手始めにピート・シーガーの「花はどこへ行った?」から。

で、まあ、ひどいものでした。
フレットを押さえる指は痛くて腫れるわ、音域は狭くてすぐに裏返って震えるわ。
始めて15分くらいでやめたくなってきた。
いや、ほんと。

Y田父は珍しく今回は大ちゃんと走り回って遊んでいる。
なかなか良きパパぶりを発揮しているではないか。

夕方、俄雨が降る。
空気が湿って、草の匂いがした。
雨が上がると、西日が差し込む。
誰もいないキャンプ場が金色に染まった。
ギターを持ったセルジオがLPジャケットの写真のようだ。

久しぶりのギターの弾き語りはひどいなが楽しかった。
たくろうの「春だったね」、「たどり着いたらいつも雨降り」、
キャロル・キングの「You've got a friend」、
CCRの「雨を見たかい」、みなみらんぼうの「ウイスキーの小瓶」
カントリー調で歌ったレイ・チャールズの「愛さずにいられない」
(もともとカントリーの曲)
あたりが歌えたかな?という感じ。
最後は加山雄三の「君といつまでも」、梓みちよ「二人でお酒を」
八代亜紀の「舟歌」や北島おやじの「函館の女」にも手を出す。
ま、徐々に歌えるようになればいいし。

でも、久々のギターと歌唱。
カロリー消費は相当なものだったような
…気がする。

夜は軽めに冷やし素麺。
お酒は日本酒を一杯だけ。
昼と合わせて1合ちょっとくらいしか飲めない。
ノンアルコールビールやお茶だけでもいけるなあ。
野外ではそれほどアルコールが必要でない感じ。
大ちゃんは花火をやって遊ぶ。
セルジオは

♪せんこう花火が 欲しかったんだよ

と歌う。
キャンプ場で24時間は入れる風呂にゆっくりと入る。
話をして1時前に寝る。

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人生とは「別件」である 2005,5,30
キャンプ場の朝、7時過ぎに起床。
セルジオのイビキが豪音だったため夜中に目が覚めた。
地響きのような重低音ウーファーだった。
奴の鼻腔は大丈夫なのか?
血糖値測定装置を持ってこなかったので測らず。

快晴、気持ちのいいそよ風が吹く。
チェアを外に出してコーヒーを飲む。
静かな時間。

「人生とは何かを計画しているときに起きてしまう全く別の出来事」
(星野道夫「ノーザンライツ」より)

セルジオと話をする。
「世の中、思い通りに行かんものだなあ、
たいていは思いもしない出来事に振り回されて、人生が変わってしまう」と。
曰く、人生は「別件」に満ちあふれている。
そして、たいていは「別件」が人生に大きな影響を与えている。
平凡な人に限っては…。
天才や英雄は違うのだろう、たぶん。

みんなが起き出して朝食を作る。
ベーコンエッグにベイクドビーンズの缶詰、トマト。
カリカリに焼いた薄切りのトーストに薄目のコーヒー。
弦を押さえた指が腫れている。
左手の指先が固くならないとダメなのです。

大ちゃんは昨日一組だけキャンプしたらしい
青森ナンバーの車に乗った家族連れの子供と友達になった。
同い年の5歳の女の子。
大人が「あの青森のやつら」と呼んでいたので
朝、大ちゃんがその家族の父親を見つけると
指さして言った。
「あ、アオモリがいた!」

腹の調子が悪いというセルジオに替わって帰路の運転をする。
赤松のサービスエリアでY田父子を迎えの車に引き渡す。
セルジオと西宮の回転寿司「スシロー」で昼食、
今津の「やまとの湯」に浸かる。

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初めてのコテージ泊 2005/3/30-31

初めてのコテージ泊 2005,3,30
30日、31日の大ちゃんキャンプの記録。
午前11:30にJR西ノ宮駅でY田父子と待ち合わせ。
大ちゃんは1999年生まれ、今年で6歳だ。
レンタカーはbBという四角い車、以前にも借りたことがある。
テント無しでチェア3脚と食料、ちょっとした照明、調理器具くらいならこれでいい。
駅のロータリーで会ったとき、大ちゃんは僕の顔を不思議そうに見ている。
花粉症でマスクをしてメガネをかけていたし、
前に会ったときより10キロくらい痩せたのでたぶんわからなかったのだ。
大ちゃんに荷物を積みこむのを手伝ってもらう。
自宅から中国道を経由して南光町へ。
途中、山崎のジャスコで買いだし。
大ちゃんは道中ずーとしゃべり続けた。
南光町のキャンプ場に2時半に到着。
今回は初めて6人寝られるコテージ「あゆ」に泊まる。
大きなガラス張りのリビングに薪ストーブがあるコテージ。
一泊¥16000と張り込んだ。
大ちゃんはこの「あゆ」が気に入った様子。
部屋中を見て走り回る。
キャンプ場は平日とあって中学生のグループが一組いるだけ
コテージの周りは至って静か、ほぼキャンプ場全部貸し切り状態だ。
チェアを出して春の日だまりの中、のんびりする。
ちょっと場内を散歩、バーベキューの仕度をする。
大ちゃんは野菜やソーセージを切る。
玉葱を切っていてお約束のように目が痛くなり涙ぐむ。
夕飯はバーベキュー、ジャスコで買った地酒を飲む。
播州の純米酒「雄町」と吟醸酒。
暗くなって部屋に入り薪ストーブに火を入れる。
部屋がいっぺんに暖かくなる。
薪ストーブのパワーおそるべし。
おでんを温め、ゆるゆると飲る。
Y田のオヤジは持参したスコッチをぐいぐいと飲む。
我々オヤジは退屈そうな大ちゃんを無視して
サッカーの日本対バーレーンを観る。
そんなこんなで大ちゃん初めてのキャンプ場泊の一日は暮れていったのです。

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コテージ「あゆ」の朝 2005,3,31
続き。
翌朝はきれいに晴れる。
晴れると何もかも美しく見える。
薪ストーブに火をいれ暖を取る。
炭火でトーストを焼き、ベーコンエッグと珈琲の朝食。
これまで何度も大人の都合で流れてしまった大ちゃんのキャンプも
これでようやくカッコがついたというものである。
別にオヤジのY田が自分で手間かけてセッティングしたわけではないが。
大ちゃんはオヤジよりもおばちゃん達の間で育っているので
女性的というかおばちゃん的である。
あまりゴンタなところがない。
大人しくて扱いやすい子供。
おばちゃん化しているのでキャンプ場に訓練で下りてきたヘリコプターには
あまり興味を示さない。
焚き火にも余り興味を示さないかわりに
コテージの間取りとかトイレの清潔さとか
野菜を切ったりすることに興味を示す。
細木数子のことを知っていたりする。
ちょっと変な少年である。
帰りもまた中国道で2時間ほど。
車中にウイスキーの臭いがする。
ちらと後ろの席を覗くとY田のオヤジが
ペットボトルに移し替えたスコッチを飲んでいる。
困ったもんだよなあ。
大ちゃんより酔っぱらったオヤジの方が扱いに困る。

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Day8 長い旅路の果て 2007/9/1(大阪世界陸上)

僕にとっては今日が正念場。
睡眠時間2.5時間で早朝に入り、男子50キロ競歩をウォッチング。
昼過ぎまでに編集を終えなければならない。

50キロ競歩、前半、中国の選手が2分近く離して突っ走る(歩く)。
中盤であっけなく捕まる。50キロは本当に長いのだ。
1時間以上見続けていてもまだ半分も済んでいないのだ。
選手の労苦は想像も出来ない。
日本の山崎がトップグループで頑張る。
眼鏡堂氏やヒロに 見てる? とメールを入れる。
今日は地上波で放送があるのだ。

山崎は40キロ過ぎで力尽きトップグループから脱落。
極端にペースダウンする。
一杯一杯で頑張っていたのだ。
声援が凄いものなあ。
抜け出したのは世界記録保持者のネイサン・デュークス(豪州)だった。

スタジアムに入り泣き顔になるデュークス、
ラスト20メートルくらいで耐えきれず嗚咽する。
その泣き声を歓声が消す。
長居スタジアムの歴史でもっとも感動的なゴール。
思わず目頭が熱くなる。

2位のフランスの選手も、3位のイタリアの選手も泣きながらゴールする。
素直に、よくやった と声をかけてしまう。
あの辛い道のりをよくぞ耐えたものだ。
たまたま仕事で一部始終をずっと見続けていたから
彼らの“辛く長い旅路”が涙になるのは理解出来る気がする。

それにしても苛酷な周回コースだ。
26周だって?
誰がこんな苦しいだけのコースにしたのだ。
91年の東京はロードの折り返しコースだったような気がする。
3位のイタリアの選手は泣きながらゴールした直後、
帽子かサングラスかをトラックにたたきつけて怒りを露わにしていた。
何があったのかはわからない。
でも、こんな苦しいコース、ぐるぐる回らせやがって
俺たちはイヌじゃねえんだ と言うように見えた。
思索的な選手が多そうな競歩だけに…。
マラソンはいいけど競歩はダメ、陸上後進国なのだ。

その頃、トップの選手に周回遅れの山崎がスタジアムに入る。
中継の連絡船を通じて、山崎はまだ一周残ってる との声が聞こえる。
周回を間違えているのだ。
聞けば、係員の誘導に従ってスタジアムに入ったと言う。
誘導ミス!
山崎はゴール後、倒れ、距離不足で失格となる。

 

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記者会見に出た眼鏡堂氏から報告を聞く。
なんともやりきれない。
責められるべきはミスなのだが、
僕には競歩という競技を日本が軽んじているようで。

…昼過ぎにYTVのTプロデューサーと眼鏡堂氏との会合を予定していたが、
13時から始まった十種競技の棒高跳びが15時を過ぎても終わらない。
申し訳ないが予定をキャンセルする。
終わったのが16時、朝の6時から延々10時間ウォッチングしながら編集している。
まったくタフな仕事だぜ。
夜のセッションが23時まで残っている。

…ラグビーW杯観戦のエアチケット、HISに電話する。
フィンエアーでもKLMでも帰りのチケットが満席で取れない。
名古屋発着なら多少は空いていると言う。

…夜は少しは涼しくなる。
眼鏡堂氏と記者席で観戦する。
今日はスタンドは満員だ。
土曜日で、注目の男子4継の決勝がある。
朝原にとって最後の世界大会なのだ。
アトランタからだろうか。
僕も朝原とともに世界大会から退こう、て次元が違いますね。
スイマセン。

その前に車椅子の1500m男女の決勝がある。
世界から選ばれた本気の頂上決戦だ。
男子ではオーストラリアの本命が最後の直線で射す。
生で見ると最後のスピードに驚く。

表彰式でオーストラリア国歌をよく聞く日となった。

男子4×400mリレー決勝。
編集をストップしてHとS部次長とスタンドにかけつける。
それくらいの役得は許して欲しい。
世界大会にふさわしい盛り上がりを初めて体感する。

一瞬にしてレースは終わる。
日本は5位、朝原が追い込んだ。
アジア新記録!

…ハイライトの52分。
僕の計算とS部次長の尺計算が合わない。
配信30分前でも解決しない。
調べていくと女子4×400mのリザルトが抜けていた。
でも、尺は合わない。
10分前、焦る。
時間がないので見切り発車。
一種目ずつ尺を手動で計ってチェック。
問題の女子4×400mの尺がS部次長の申告と違っている。
キャプションの時間を訂正するだけで事なきを得る。
やれやれ、だ。

…ストレスで(飲む理由には事欠かないね)日本橋食堂で一人飲む。
深夜の食堂で飲んでるおっさん連中もいる。
ガラの悪い大阪弁、しかも大声でどなる。
脅しているように聞こえる。
東京の人間が聞いたら震え上がるぞ。

今回の仕事で気づいたことの一つ。
ワシントンホテル界隈の雰囲気が変わっていたこと。
日本橋の電気街が元気だった頃と比べて…うーん、薄汚れた感じになった。
電気街が元気な頃でも決して上品ではなかったが、ここまでではなかった。
スラム化、無法地帯化する危険性もあるのでは

 

五十にして立ち、惑わず、天命を知る 2007/2/14

世に生を受けて半世紀、今日から“僕の50代”が始まった。
2007年2月14日から2017年2月13日までの10年間。
どんな10年になるだろう?
とにかく、まだ、そして人生は続く、のだ。 

春の雨が降る。
南の方では春一番が吹いたそうだ。
今日一日は自宅で過ごすと決めていた。
雨も悪くない。
体重70.45キロ。

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2月14日の日記を読み返す。
20歳になったときは、1977年 金沢で大学生だった。
30歳になったときは、1987年 フリーになって2ヶ月後に高松へ移り住む。
40歳になったときは、1997年 スポーツの仕事を続けて10年目、
ロクに仕事もせず春にハワイ島8日間 夏から秋にアラスカ二週間の一人旅。
まだ、結婚してなかったんだよなあ。
2007年、50というのは正直一番重いかなあ。
紛れもなく積み重ねた時間の重さだ。
ささやかだが半世紀の幾星霜が我が身にのしかかる。

近年、映画を観ていて、本を読んでいて 思う。
20代や30代前半の感じ方と今とでは明白な断層が存在する。
あの頃、どんな映画を観ても自分を主人公に置き換えていた。
あてもなく 漠として 大海原のように果てしなく広がる未来、
無限大の可能性はひとつ間違えればとんでもない危険をはらんでいた。 
バスを一つ乗り遅れるだけで、まったく違った未来があった。
今、それはただの夢想に過ぎないと知る。
これを知るのに20年かかった。 
大草原の向こうに、あの雪を抱いた山塊の彼方に、何かがあるのでは? 
とあこがれるという感覚はもう無い。

節目の誕生日だからって気のきいたことを書こうとしてるなあ、バカだね。

じたばたするなよ、五十代が来たぞ。
四十にして惑わず、五十にして天命を知る とはよく言ったものだ。
ただ、やりたいことの選択肢が限られてくる ということは、
そんなに捨てたもんじゃない と思う。
人生の50のリスト、あるいは100のリストを実現する確率は
若い頃に比べ格段に高くなっている。
“華の五十代”、“黄金の五十代”にしよう。

…電車で見たJTの車内広告。
「ピンとくるアロマ Roots 缶コーヒー」
直立したネコが可愛い。
WEBページを除くと他にも、直立するアザラシ、直立するハリネズミ もある。
ぷよねこも 五十にして立つ のだ。

…NHK「ゆるナビ」は全て録画して月ごとにDVDに焼いている。
雑誌のコラムのようなゆるい番組がうまく作ってあり感心する。
1月分の3本をいっきに観る。
コラムニストは辺見えみり、淡路島を自転車で走ったり、冬の京都を散歩したりしてるだけ。
語り口はゆるーく、決して大声で騒いだりしない。 自然体がいい。
いくつかのコーナーがある。それぞれ1分から5分までの短いもの。
「○○のない暮らし」「わたしの愛したふとっちょさん」
「しばわんこの和のこころ」「年季もので行こう!」がいい。

選曲がいい。
知ってる曲もいい。
YOU'RE IN MY HEART/演奏:ROD STEWART
You Don't Know What Love Is/演奏:Sonny Rollins
知らなかった曲もいい。
PATIENCE/演奏:GUNS N' ROSES

選曲もさることながらカメラが上手い。
暗い場所でもバカバカ照明を足さずに自然に撮っている。
これって難しい。
自然の音(ノイズ)の使い方も上手い。
他の人はどうなのかわからないが「ゆるナビ」にぞっこんです。
(かといって作りたいとは思わない。制作は“ゆるく”はいかないものだ)

…バレンタインデイです。
一昨日の晩だったか、ヒロがNHKで「サロン・ド・ショコラ」のドキュメントを観ていた。
パリで開催される世界のチョコレート職人によるコンテストだ。
最近はチョコレートのバラエティが豊かになりグレードも高い。
ヒロがふともらす。
「ゴディバとかいろいろあるけど、わたしは明治やロッテの板チョコが美味しいと思うわ」
実は僕もそう思っている。
明治のミルクチョコレートやロッテのブラックチョコ、ふつうにおいしいよね。
それに一枚100円しないのだ。
コストパフォーマンスは高い。

♪チョッコレート、チョッコレート、チョコレートは め・い・じ 

(CMソングの作は浜口庫之介だと思いこんでいたが、調べると いずみたく でした。
 ♪ わたしのカローラ、わたしのカローラ がハマクラ作、どちらも淋しげな短調がいい)

高級ブランドのチョコレートが値段の分美味しいとは決して思わないのだが。
板チョコのあの銀紙に包まれたレトロで控えめなたたずまいも好感が持てる。

…ヒロは雨を突いて近所のプールへ行く。
結婚した頃に出来た西宮のイトマンに通っているのだ。
僕は京橋のコナミなので自転車では行けない。
自転車で5分のところに芦屋浜海浜公園の屋内プールがある。
一回800円で利用できる。
ゴアテックスのパーカーにオーバーパンツ、防水キャップを被って出かけることに。

平日でプールは空いていた。
半分は子供のスイミング教室だが、半分は5人ほどしかいない。
泳いだり歩いたり1時間以上のアクアエキササイズ。
ジャグジーが気持ちいい。
帰りに受付でチョコレートをもらう。

一日家にいて、自転車でプールに出かける。
仕事が無くなったらこんなふうに過ごすのかなあ、と思う。
自転車で3分の図書館があり、5分のプールがある。
悪くない。

…誕生日、夕食は豪勢にステーキ。
身体のことを考えて赤身のもも肉(二人で200g)にしたのだが、
やっぱり霜降りのサーロインの方がステーキにするなら美味しい。
一人80グラムくらいでいいからこれからはサーロインにしよう。

プレゼントは錫製の酒器セット。
一合入るちろりと杯が3つ、木箱に入っている。
奥播磨「純米吟醸 袋しぼり 第35号酵母仕込み 15BY」を飲む。
ヒロもうなる旨さ、15BY独特の香ばしさ。

 

クライミング初体験記 2006/4/13

雨が降りそうな陰鬱な空。
7時半過ぎに起床、今日は午前中に予定がある。
体重70.25キロ。

…9時に自宅を出る。
西ノ宮駅から塚本駅まで15分ほど。
駅のロータリーから歩き出す。
雨がぽつりと落ちてくる。
居酒屋、美容院、交番、コンビニが並ぶ路地を歩く。
淀川区塚本、○○鉄工所、○×溶接所、××工作所、
アセチレンの光と音、工業油の臭い、「貸文化住宅」ありますの張り紙、
日当たりの悪い○×サニーハイツ、銭湯の看板…、
ボクシングジムの似合う風景を15分ほど歩く。

シティ・ロック・ジムは新幹線の高架沿いにあった。
前が駐車スペース、倉庫のような建屋の外壁は10メートルのクライミングウォール。
中に入って受け付けを済ませる。
レッスン料(レンタルシューズ代込)で4200円也。
屋内にはSF映画のセットのような人工壁。
怪物の体内に潜入したかのようだ。
ジェーン・フォンダが主演した宇宙映画「バーバレラ」を思い出した。
平日の午前中とあってクライマーは少ない。
フランス人らしき外人が数人、若い男が二人ほど。
あと70歳近いだろうという職人風の老クライマーが壁に取り付いている。

 

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足袋のようなクライミングシューズを履いてレッスンが始まる。
インストラクターはちょっと向井万紀夫さんみたいな髪型、
小柄だが鋼のような身体の30代の男だ。
最初は器具の説明、ザイル、ハーネス、カラビナ、確保器等。
次にハーネスを付ける、ロープの結び方を覚える、エイトノット。
ロープで安全を確保して室内の壁を登る。
トップまで登り、手を離して確保(ビレイ)の練習。
反対に僕が確保者(ビレイヤー)になってインストラクターが落ちてみせる。
次に外壁、10メートルに登る。
高所恐怖症の人には絶対に無理だろう。
トップがちょっとオーバーハングしているのが怖い。
登ってみてください、と言われ登り始める。
決して楽ではないが何とか完登する。ちょっと嬉しい。
確保器で懸垂下降で下りる。

クライミングは(特に初心者は)すぐに腕がパンパンに膨らむ。
僕の二の腕も血管が浮き出て超人ハルク状態になる。
これは乳酸が溜まってしまうからでレスト(休憩)しなければいけいない。
室内のマットに坐り20分ほど手を休める。
だからクライミングは1時間では3回か4回しか登れないのだ。
普通は2時間か3時間やってきますね、とインストラクター。
うーん、時間がかかるのかあ。

休みながらいろいろと話を聞く。
日本のフリークライミング事情、何だか取材しているようだ。
インストラクターは中貝次郎さん、日本でも有数のクライマーらしい。
去年はフランスに遠征してガンガン登っていたそうだ。
こちらの素性も明かして平山ユージと安間クンら10代の若手との力関係を聞く。

「うーん、はっきり言うとユージから見れば安間クンらはハナクソみたいなものですね」
結論を言えば、そうらしいのだ。
確かに今の中学生や高校生は凄いしテクニックもある。
いわゆる大会、コンペ、たとえば、
ジャパンカップや日本選手権で惜しいところまで行くだろうし、
ある大会ではユージに勝つことも不可能ではないけれども、
この世界ではそれでユージより上とは誰も認めない。
(これまで何度か国内大会でユージを敗った選手もいた)
短期決戦ではそうだが、年間を通しての総合ではまだ誰も勝てない。
それでも当然ながら安間クンらにとってユージに勝つということは大きな意味があるのだが。

しかし、ユージは越えられない大きな壁だ。
「ユージも16歳くらいのころから凄かったが、スケールが違う。
 彼の場合は16歳、17歳で世界のトップのクライミングをしてましたからね」

平山ユージの凄さは…
単身フランスへ渡った。
世界中の岸壁を登り、数々の未踏のルートを征服した。
たとえば、ヨセミテのサラテルートのオン・サイト。
(これは世界でも無茶苦茶凄いことらしい)
それともうひとつは大会(コンペ)にも強かった。
競技ではセッティング一つで選手に有利不利になる。
ホールドの位置を変えればいいのだ。
体格が違う自国の選手に勝たせるためには
ヨーロッパでは露骨にそんなセッティングをしてくるらしい。
(そこが五輪種目になるための障害の一つでもあるらしい)
そのヨーロッパのコンペで平山ユージは勝ち続けた。
ゆえに尊敬を集めるサムライとなり得たのだ。

それともう一つ、
このクライミングの世界ではコンペだけやっているクライマーは尊敬されない。
やはり、自然の壁をリスクを冒して登る勇者が尊敬を集めるのだ。
「ユージは本当にいい奴ですよ」と中貝氏は言った。

20分ほど休憩しレッスン再開。
今度は10メートルの外壁をピンク色のホールドだけを使って登る。
最初は快調、しかし7メートルくらいの高さで行き詰まる。
つかむホールドに手が届かず何度も持ち替える。
両手のポジションや足のポジションを変え何度もトライする。
その間は壁に張り付いたまま、当然つかむ腕が消耗する。
手足それぞれのポジションがパズルのようなもの。
頭を使え、答えを見つけだせ。
しかし、消耗は激しい。
確保されているとは言え7メートルの上空、静かな恐怖。
次のホールドをつかむために何度も墜落する。
腕がパンパンで全く動かなくなる。
もう何度も死んだ。
ようやく降ろしてもらう。

両腕は乳酸が溜まりまくり、パンプ(PUMP)という状態。
これは30分以上は使い物にならない。
また、話を聞く。
「腕力じゃないですね。懸垂が何回出来ても登れないですよ。
 ぶら下がる能力の方が大事です。それよりバランス、身体の柔軟性、考えること」

他のクライマーは自分自身のルートで何度もトライしている。
静かなスポーツだ。ジムにはロックミュージックが静かな音量で流れている。
クラシックやエンヤの方が似合うのではないだろうか。

話の続き。

日本選手権を見に行ったら面白いですか?

いや、一般の人が見てもぜんぜん面白くないですよ、たぶん。
クライミングをやってる人じゃないと観戦しても退屈ですよ。

解説者が必要ですね。

そう、マラソンも誰かが実況、解説していないとつまらない。
淡々としてますからね。
クライマーが何を考えて、次は何を狙っているかを解説しないと。

カーリングに似てますね。
カーリングも現場で見るとなかなか集中出来ない。
いい解説者が不可欠ですね。

テレビの取材はよく来ますけど、? ですね。
紹介のされ方はいつも女性のフィットネスに最適、トレンド、みたいな。
テレビ関係の人が競技を知って貰うのは嬉しいです。

その後は屋内の人工壁でトラバース。
上に登るのではなく横移動。
実は自然の岸壁ではこのトラバースが必要とされる。
10メートルほどの横移動。
それほど難しくはないのだが、手がホールドをつかめない。
結局、時間切れ。
まずはこのビギナーズ・トラバースが目標だ。

「最初のうちは週に2回くらいはやった方がいいですよ、
 筋肉が出来てくるまでは週一ではなかなか出来ない。」

帰りは十三へとと歩く。
十三公園の桜が満開だった。
北野高校の前を通り十三大通りへ。
「大阪王将」で餃子を食べる。
阪急十三駅前の立ち飲みに心誘われながら梅田へ。
さあ、ニュースデスクだ。

…ニュースデスクを終える。
年寄りになるとお菓子の袋がうまく破れなかったり、
瓶の蓋が開けられなくなったりするらしい。
今はそんな状態。握力が半分以下しかない。
次はいつ行こうかな?
でも筋トレにはなるが有酸素運動にはならないね。

 

 

冬至にクラリネット 2007/12/22

今日は冬至、朝から雨が降っている。

夏至は英語で summer solstice、冬至は winter solsticeと言うらしい。

だから? というような訳だ。

7時半に起きてデスクに向かう。

ジョギングは出来ないからのんびりしてしまう。

 

佐世保の乱射、続報は犯人の狙いとその動機ばかり。

インストラクターの倉本さんを狙い撃ちしていた、という証拠を並べる。

警察の発表はこの手の話を小出しに発表しているだけなのだろうな。

新聞は明らかに情報操作されていると思う。

危険人物に銃を与えてしまった責任は?

あるいは許可した理由は?

簡単な手続きで許可される、と新聞もテレビも強調する。

でも、たとえば僕が西宮署に突然銃の許可申請をしたら、そんな簡単に下りるのか?

所轄の警察官にその理由をねちねちと聞かれるだろう。

猟をどこで誰とするのか?なんで猟をしたいと思ったのか?他に趣味はないのか?

制度上は簡単でも、警察の責任問題だ、よほどの意志がないと許可されないと思う。

長崎では簡単なのか、それとも犯人の家庭が警察に強烈なコネを持っていたのか。

新聞、テレビでなく週刊誌の取材を待つしかない。

 

…年末のマッカラン友の会。

恒例になっていた南光町のコテージを予約した。

ずっと満室だったが予想通りキャンセルが出たのだ。

西宮から片道2時間、ちょっと遠いのが

 

…佐々木譲「警官の血」上を読み始める。

昭和23年、焼け跡の上野で職を探す主人公が「警察官募集」の記事を目にする。

常宿であるドーミーイン秋葉原の周辺の広小路、アメ横、上野公園あたりが舞台だ。

ぐいぐいと読み進む。

 

…連日の芸術文化センター通い。

強まる雨足、川沿いを30分ほど歩き阪急夙川駅、一駅だけ乗って西宮北口駅。

 

今夜も小ホールでのジャズ。

クラリネットの北村英治+竹下清ピアノトリオ。

数ヶ月前に大野雄二のチケットを予約する際に、

ヒロが、同じ週の土曜日に北村英治もあるけどどーする? と言う。

行っとこう 見納めかもしれん、と僕。

正直、その時点では、あ、北村英治ってまだ生きてるんだ、と失礼なことを思ってた。

雨の中、歩いてホールへ来る途中でも、

ばあばあと同い年だもんな、ステージは休みながら吹くんだろうな、

ピアノトリオだけの演奏もはさむんじゃないのかな、

枯れた感じのライブなのだろうな、正直ちょっと心配だね、と話す。

 

午後5時、コンサートが始まり北村英治が登場する。

いきなり十八番の「素敵なあなた」だ。

クラリネットも大きな音で良く響く。

ピアノやベースと掛け合い、ドラムスとチェイス、

78歳とはまったく思えない。

 

そして、開口一番、今日はこんなに音のいいホールなので

PAは使わず出来るだけ生の音で聴いてもらいます、と挨拶する。

トークも滑らかで全く老人っぽくない。この人すごいなと思う。

 

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クラリネット、いいですね。

よく歌います、その音色は人間の声のようだ。

本人の言葉を借りれば“バリバリ”のスイングナンバーもいい。

楽しいジャズ、明解なジャズだ。

そして、本人の言葉を借りれば“うらぶれた”音で吹くバラードもいい。

アマポーラ、ひまわり、メモリーズ・オブ・ユー…。

涙がこぼれる。

この“切なさ”がたまらない。

 

80年代の始めだったか、東芝のオーレックスジャズフェスティバルがテレビで放送された。

ペニーグッドマンとテディ・ウィルソンが奏でる名曲「身も心も」を思い出す。

80近い爺さん二人の演奏はそれはそれは切なく素晴らしかった。

聴いただけで条件反射的に目がうるんだ。

言葉で泣くのでなく、音で泣いた。

 

たぶん休みながらやるんだろうな、なんて失礼なことを言ったものだ。

ヒロと顔を見合わせて、めちゃ元気やん、と声に出さずに言う。

78歳の演奏家が現役でバリバリ吹いている。

そのことに強く感動、嬉しくなった。

 

先日、知り合いのさこ大介さんのライブを見た。

60歳になったばかりの大介さんは一曲歌うとぐったりして休んでた。

だから78ならなおのこと、と思ってしまったのだが。

ま、大介さんはアマチュアだし、飲みながらだしな。

 

北村さん枯れてない。

きっとまだ助平なんだろな。

 

コンサートが終わってふと思う。

最近、どっかで北村英治に似た人に会ったぞ、としばし考える。

あ、そうだウイリアムスだ。

松屋町の立ち飲み、木下酒店の大将ウイリアムスが北村英治そっくりなのだ。

(その立ち飲みは外国人にウイリアムス酒バーと言われている)

そういえば北村さん、商店街にある洋品店の店主にいそうなタイプだ。

 

…夜になっても雨は止まない。

帰って柚子湯につかる。

トリノ雑感 2006,2,19

7時起床。
昨日も遅くまでトリノ五輪で就寝が2時近くになる。
WEBでカーリングの結果をチェックする。明け方のスエーデン戦だ。
タイブレークの末、7-8で敗れる。
最終エンドに日本が1点を入れタイブレークに持ち込んだのだ。
持ち込めても11エンドは先攻だからなあ。ドローショットで万事休すって感じだったのかなあ。
ネットで観ると、延長11エンド、日本はハウスに3つも入れ圧倒していた。
ガードも万全に見えた。
しかし、スエーデンのラストストーンは僅かなすき間を縫って…円の中心へ寄った。
ナンバーワンストーン、勝負はこんな風に決したらしい。
予選トップのスエーデンのスキップは
「日本はこれまでの相手で一番手強かった」と賞賛。

ジャンプのラージヒルも岡部の8位が最高、ショートトラックの神野も転倒。
厳しいアウェイの闘いが続くトリノであります。

…昨日は6時間以上もトリノ五輪のLIVEを観た。
カーリング女子の日本対カナダの試合は見応えあった。
折しも、カーリングの小説「シムソンズ」を読み終えたばかり、
ちょっとばかり知識が増え、いっぱしのカーリング解説者になっている。
ドローショット、カムアラウンド、ヒットアンドステイ、ヒットアンドロール、
ダブルテイクアウト、ガードストーン、コーナーガード…「シムソンズ」で覚えた。
映画化されているこの小説のモデルが27歳になるスキップの小野寺とサードの林。

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YTVスポーツの薄型液晶大画面で第1エンドから観戦。
解説者も的確な説明で分かりやすい。
試合は第3エンドに日本が敵のミスに乗じて2点先取。
圧巻は第4エンド、このまま終わればカナダに大量3点が入るかも、というピンチ。
スキップ小野寺が奇跡とも思えるダブルテイクアウト!
相手のストーンを2つともハウスの外へ出し、自らがステイするスーパーショットを放つ。
さらにノーミスで後半へ。強豪カナダが調子を取り戻す前に決着をつけたい。
カナダの戦略をことごとく小野寺がひっくり返す。

観ながら次のショットの狙いを予想する。それも徐々に的確になってきたぞ。
ああ、わざと点をとらない作戦も有りなんだ、
1点だけ相手に与えるってのもあり、
あ、これはガードストーンの陰にとめるショットかあ、
ハウスの中で自分たちのストーンを並べるときは平行に置くのか、
あ、なるほどダブルテイクアウトされるのを防ぐためか。

日本のペースで安心して終わるという感じだったのだが、
3点差以内ならカーリングは最終エンドが勝負なのだ。
最後の最後まで緊張を強いられるショット、ミスは許されない。
ラストは小野寺の素晴らしいヒットアンドステイが決まって日本が快勝!
カナダはカーリングの本場で永らく常呂町を指導する国だっただけに感動も大きい。

カナダチームは面白いことに4人とも眼鏡さんだった。
サードの若い子はニクソンというコーチの娘、
クラス委員然として眼鏡をとるとはっとする美人だったりする。
スキップは厳しい指導で知られる音楽教師、という感じ。

カーリングはスコットランド発祥のゲーム。
ハイボールでも飲みながら、ゲームを観戦、あれこれ言うのが楽しいだろうな。
ペースがゆったりしていて、予想する余裕があるからだ。
ゴルフや野球に通じるところがある。

…さらに女子クロスカントリーのリレーでも感動!
4×5キロ、前半の二人はクラシカル走法、後半の二人はフリー走法。
日本はこのリレーでなんと1区のラップを奪う快挙!

第一走者はスプリントで入賞した福田修子。
前半はしぶとく集団につく。入賞狙いだからこの戦略でいい。
そんな感じでレースを観ていた。
4キロ過ぎの登りでフィンランドやノルウェーなど北欧の強い選手が仕掛ける。
続く長い下りでいっきにその差を拡げる。
しかし、中継地点まで200メートルあたりで福田の姿が先頭集団に見える。
お、なかなかいい感じだぞ、実況アナも解説も「あ、福田いいですね」
ここから福田がトラックを移動してノルウエーの前に出る。
さらにラストスパート、いっきにフィンランドを抜いてトップに立った。
そのまま中継エリアへ。
驚く日本チーム、なんと日本がラップを獲った!
実況も解説も「すごい、すごい、日本トップ!」と声も裏返る。

日本も驚いていたが、ヨーロッパの選手達もあっけにとられていた。
これは実は凄いことなのだ。
僕も長野五輪のクロカンの中継Dをしたのでその実力差はわかっている。
福田には悪いが、正直信じられないシーンだった。
解説の佐藤さんの声が裏返るのも無理はない。

そのあと日本は第2走の石田が転倒、結果は12位に終わった。
しかし、あのシーン、あの一瞬観ただけでも価値があった。
福田は青森大鰐町出身の25歳、津軽娘の歴史的快挙でありました。
(素顔は2/15の日記でご覧下さい)

…今日は法事、朝から相川のヒロの実家へ行く。
1時間弱の正座、完全に足の感覚が無くなった。

…自宅に戻って日記を書く。
夕方から曇り空の下をジョギング。
体調がイマイチなのでどうかな? シンドかったら歩けばいいや、と走り始める。
ありがちなことだが走り始めるといつもより調子がいいぞ。
好調なペースで走りきり満足する。
山梨学院出身の某ランナーも言っていたが、長距離にはこういうことがあるから難しい。
感覚では計り知れないものがある。
反対に身体の感覚はゼッコーチョーなのに走り始めると「おかしいなあ」ということもある。
ビーチウォークにて、腕立て伏せ20回+腹筋10回。

カーリングの小林さんから大いに学ぶ 2006,4,7

(神保町サクラホテル)
西国分寺の駅前ロータリーで眼鏡堂店主と合流。
Number 編集部のK氏と挨拶して山中湖へ向かう。
K氏は東大のラグビー部でまだ20代半ばと若い。
店主の傷だらけのウイングロードは国立駅前の桜並木を行く。
見事な桜の古木が続くブールバードは圧巻だった。
並木の道沿いには雰囲気の良さそうな珈琲店や雑貨、食堂が点在する。
ここなら住んでもいいなあ、なんて思う。

中央フリーウェイを西へ。
このところ東奔西走である。
今日は山梨県は山中湖にあるカーリング場へ行く。
長野五輪の競技委員長であり、トリノ五輪のジャパンプールの名解説でおなじみ、
あの小林さんの所有するカーリング場「カールプレックス フジ」であります。
店主がWEBに書いた記事「カーリングの小林さんを知ってますか?」や
その後の取材を通じて親交が深まり、僕らも便乗することになった次第。
神宮のアイススケート場ではなく、公式のカーリングシートで出来る。

富士は頂を雲に隠していた。
天気は上々、山中湖まで1時間半の道のりだった。
湖畔のデニーズで昼食をとり、ちょっと迷って目的地に到着。
笑顔の小林さんの出迎えに感激する。
あの「トリノ五輪のカーリングの小林さん」だぁ。

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蒲鉾型のドームに入る。
小林宏さんはどこかNHKの古参アナウンサーのような風貌。
(狸か狐かと言われたらタヌ系の顔 歳は50代半ばかな?)
しかし、アナウンサーにありがちな尊大なところは無い。

挨拶もそこそこに小林さんの解説が始まる。
生コバヤシのカーリング話である。
トリノ五輪、スキップ小野寺の苦悩の48時間の話、
そして、カナダの英雄ラス・ハワードの高度な戦略の話。
生で冷静と情熱の間にある小林さんの名解説が聞けたぞ。
ベリー・インポータント・ショットならぬ
ベリー・インプレッシブ・モーメントでありました。

シートは2面。
小林コーチが直に指導してくれるのだ。
「2時間か3時間あればゲームが楽しるまでになりますよ」と嬉しい言葉。
基礎練習、なんと最初からスイーピングの練習だ。
(あのブラシでこする動作です)
デリバリーからハウスに届くまでが約20秒だという。
その20秒を全力でスイープする。
無酸素運動、息が上がる。
その後はゆっくりと氷上を滑ったり、ストーンを投げたりする。
神宮スケート場とは比べものにならないくらいに滑る。
軽く押し出しただけで30メートル先のハウスをオーバーしてしまう。
「これがオーガスタのグリーンですよ」と満足げな小林コーチ。
オリンピックの試合も可能なコンディションなのだという。
40分も立たないうちに
「じゃあゲームをしましょう」となる。
2対2、一人二役で各8投ずつ、4エンドまでやることになる。
相手は店主とナンバー編集部員の二人。
スイーピングも加えて本格的な試合は初めて、嬉しいね。

 

そして、これが白熱したゲームとなる。
僕のチームは第1、第2エンドと一点ずつ奪われ0-2、
最終エンドに向け第3エンドはスコアレスに持ち込み、
後攻のまま、第4エンドを迎えようと作戦を立てる。
しかし、スキップの僕のストーンがハウス内にとどまり1点獲ってしまう。
1-2で迎えた最終エンド、ガードストーンを置き大量点獲得を狙う。
かくして、狙い通りに展開する。
僕のラスト2の一投が相手のナンバーツーをテイクアウト!
ハウス内に赤いストーンが3つ残った。
4ー2で最終エンドで逆転勝利!
いやいや、嬉しいものです。
第3エンドからほぼ思い描いた展開で進み最後は好結果で終わる。
これって何だか、すごく楽しいぞ?

小林さんによると
僕らのような超ビギナーでも戦略(タクティクス)は最高のところで考えるべきだと言う。
技術は徐々にアップし、戦略に追いついてくるものらしい。
反対に技術に戦略を合わせてしまう(つまり低いところに目標設定する)と
それ以上、技術も戦略も伸びていかない。
7th Ining Cafeで長谷川滋利が言っていたことと通じるのではないか。
メジャーリーグで成功する人の条件は?と問われ、彼は言った。
「技術はそれほど問題じゃない。大事なのは頑張れる何かを持っていること」
理想をどこに置くか、が重要、
そして、その理想を抱くことが出来るかどうか、はその人の人間としての資質を問われる。
いやあ、カーリング、馬鹿に出来ませんね。(僕はしてないけど)

 

4エンドまでは4-2で勝ち。
まだ時間があるということで延長の最終第5エンドに突入。
僕らは2点差を守ろうという戦略で臨んだ。
相手に1点までなら、あるいはスコアレスなら勝ちだ。
しかし、ミスが重なり徐々に相手ストーンがハウスに溜まる。
あ痛!と思ったときには遅かった。
相手ストーンが3つハウスに残り大逆転を許す。

守りに入ったのが敗因、だから小林さんが言ったではないか。
理想は最高のところに置くべきだと。
その前のスコアレスは逆転をするための布石としての戦略だった。
いわば、攻めのタクティクス。
しかし、この第5エンドのスコアレス狙いは守り。
戦略的には正解だが、理想が低く、安易だった。
そこに油断が生じる。結果はかくのごとし。
いやあ、カーリング、勉強になりますね。

そんなこんなで4時間以上を過ごす。
小林さんはカーリングが好きで好きでたまらないのです。
この場所に来たことで。僕らがとても幸福な気分になれたのは
そんな小林さんのカーリングへの愛情が伝わってきたからだと思う。


…夕食は国立の老舗洋食喫茶「ロージナ」にて。
京都にありそうな歴史を感じさせるレガシー系の趣。
店主にもらった山口瞳「行きつけの店」に登場した店。
ザイ・カレーという激辛カレーを食べる。
ビールはベルギーのシメイビール。
充実した一日に乾杯!です。

4月 7戦全敗。

2016/1/31 いま出来ることは何か?

一月が終わる。
12月31日、一ヶ月前のことを思い返す。
「つかのまの」http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20160101/1451605804

 

年末からの東京仕事は自分が “いま出来ないこと” をちょっと手荒く教えてくれたような気がする。
タイミング的には今でよかったかもしれない。
仕事を失って逃げ場がなかったら8割方健康を損なっていただろうと思う。
大事なことはいま “いま出来ること” を考え、照準を絞ること。
あす2月から2016年のリスタート。


午後イチでマンションの火災感知器の取り替え工事がある。
こんな狭い我が家にも8箇所にあった。
テレビで大阪国際女子マラソンの中継を見る。
好天、マラソンには少し暑いコンディション。
ペースメーカーが作るハイペースについていく集団は5人くらい。
その中に福士加代子がいる。
個人的に竹中理沙を応援しながら観た。
彼女は立命館大学出身、現在は資生堂所属。
大学女子駅伝や都道府県対抗駅伝でもお馴染みのランナーだった。
鈴木亜由子と同級生でライバル、2011年のインカレ5000mで優勝争いをした。
いまはマラソンに転向してリオを狙っている。
しかし、ペースメーカーに食らいついた福士について行けず遅れる。
福士が21分台で優勝、竹中は大きく遅れて3位。
リオは夢と消えた。
トラックで再挑戦して欲しい。
いま、気になる女子ランナー。
鈴木亜由子、竹中理沙と前田彩里。
前田は仏教大出身、名古屋で代表を狙う。


きょうはラグビーの日本選手権。
録画して夜にご飯を食べながら観ることにして海沿いを走る。

  


リコッタチーズだそうです。
黒胡椒と塩味が強い。
再生チーズで癖がない。
オリーブオイルやメープルシロップをつけて食べる。
  


これはスライスチーズをレンジで焼いたもの。
香ばしくていいつまみになる。
今日は飲むつもりはなかったのにヒロが少しだけ飲みたいのだ。
芋焼酎のソーダ割りを一杯だけ飲む。
  


生ハム?
いやいや普通の無塩せきスライスハムです。
リコッタチーズに巻いて食べる。
  


きのう焼きそばに乗せられなかったのできょうは目玉のせのカレーライス。
グリーンコープで売っている甘口のレトルトカレー。
甘口だけど野菜のエキスがたっぷりの甘さで辛党の僕も気に入っている。
これに一味唐辛子をたっぷりかけて食べる。
  


ヒロが、夜は野菜食べてない と言う。
栄養士なので野菜がないとしっくりこないのだ。
カレーの中にたっぷり入ってるのにな。