09/11/30 19勝11敗

体重72.85キロ、血糖値94、朝の血圧128-83、心拍数59。
朝は血圧が高くなるのは当然らしいが下が83は少し高いか。


午後イチで女子プロ野球の会議。
会議終わりで堂島ジュンク堂でバースデイカード購入。
久々にインディアンカレー玉落としを食べる。
堂チカの店より、ここアバンザ地下の方がルーのかけ具合が多いような気がする。


伊藤礼『自転車ぎこぎこ』(平凡社)を購入。
老人(68歳)になって自転車乗りになった学者のエッセイ。
1933年生まれだから今年で76歳になる。
チャタレイ夫人の恋人』や『針の眼』の訳者でもある。
独特のとぼけた味わいがあって僕はこの人の文章が大好きなのだ。
結婚前にヒロに勧められた『狸ビール』を読んでファンになった。
この自転車エッセイは『自転車こぐこぐ』に次ぐ続編。
『こぐこぐ』はこんな文章が綴られている。
古稀を迎えて敢行した北海道ツーリング日記にこんな一文がある。


  …たとえばひとつ走行距離を考えてもわたしたちはツーリングをしているとは言いにくい。
 多くのサイクリストが一日で走り抜いてしまう距離を二日も三日もかけている。
 近所をママチャリで走っているのとたいして変わらない。足が弱いから距離が伸びないのだ。
 彼らがツーリングだとすると私たちのはそうではないのである。
 生活態度においても、宿屋に着くとすぐ温泉にはいり、そのあとビールを飲む。
 であるから結局のところ、私たちのやっていることのはサイクリングでもツーリングでもなく  
 取り立てて言うほどのこともない老人の自転車旅行にすぎないのであって、
 これが私たちのやっていることの実体であるらしかった (伊藤礼「こぐこぐ自転車」)


知床を走っている途中、こんな文章もある。


 お尻は痛い。しかしここで止まって休んだりしてはならぬ。
 それは沽券にかかわることであった。仲間3人は平気そうな顔で走っているではないか。
 私はそう思って我慢して走った。そうしてついにたまらなくなって止まってしまうと、
 私につれて止まった3人も顔を引きつらせている。それを見ると、なんだ、そうだったのか、
 やはりみんな同じだったと分かって安心した。
 だからといって、お尻が痛いといって止まってばかりいても道がはかどらないのであった。


と、古希になっても人間は同じなのだ。僕らも50なのにに変わらないところは変わらない。
イランの映画ではないが、そして人生は続く、である。


 汽車に乗ってみると楽であった。尻などぜんぜん痛くない。
 窓の外に緑の森とか湖とか網走の刑務所などが見えた。
 自転車をこがなくてもどんどん進むので快適だったから、こんなことなら斜里から
 釧網本線で最終目的地釧路に向かう汽車に乗ればこういう自転車旅行などというのものの
 わずらわしさを一気に解決できるのではないかと一瞬思った。
 何故そうしないのか、と疑問が心の隅に浮かんできたが、
 そんなことをすれば人生は最初に戻ってしまうのであるから、
 車に乗るより自転車に乗る方がいい、と思うことが私たちにはやはり必要なのであった。


この世代の人らしい普遍的なユーモアがある。
どくとるマンボウや狐狸庵先生を思い出す。
僕らが中学生の頃、ユーモアのある読み物と言えばこの手の文章だった。
老人の書くものは面白い。
ちなみに伊藤礼さんの父上は伊藤整である。

こぐこぐ自転車

こぐこぐ自転車

自転車ぎこぎこ

自転車ぎこぎこ


…ヒロの誕生日プレゼントを何しようか悩む。
僕もそうだがこの歳になるとあまり欲しいものが無いのだ。
彼女はもちろん高価なブランド品には全く興味がない。
それに高値なものを買っていくと無駄遣いだと怒られる危険性がある。
去年はヒロのリクエストでLLビーンのフリースセーターを買った。
それも彼女の指示でバーゲンになった日を見計らって買ったのだった。
定価で買うのが悔しいからだろう。
そんなこんなで年末ジャンボ宝くじを買ってプレゼントした。
たまたま大安とあって梅田の売り場は盛況だった。
30枚バラで下さい、と言うと9000円だと言われ驚く。
宝くじなんて買ったことが無い。
馬券と同じで一枚100円だと思っていた。
300円だそうです。
10枚バラで購入する。
3億円なんて当たらないで欲しい。
当たったりしたら悪いことが起こりそうな気がする。
100万円くらいが嬉しいのですが。


…録音済みのラジオ『つのだひろのこだわりJ POP』を聴く。
第2回「お酒の昭和歌謡」特集だそうな。
昭和56年のヒットナンバー堀江淳の『メモリーグラス』から始まる。
国鉄職員のシンガー&ソングライターでしたね。
つのだひろは30代でお酒をやめて今は飲まないのだそう。
 

2曲目は『氷雨』、お約束の哀愁が心にしみる。


 外は冬の雨 まだやまぬ 
 この胸を 濡らすよに
 傘がないわけじゃないけれど
 帰りたくない

 
日野美歌ではなく佳山明生(かやまあきお)という歌手が歌う。
     
     



調べると二人の競作だった。
発売当初は売れなかった。
じわじわと演歌独特の売れ方、苦節○年…。
佳山にとってこれがデビューシングル(1977年発売)、しかし全く売れず。
1981年に再発売、これも売れず。
1982年に再々発売、これが日野美歌との競作となった。
1983年に80万枚の大セールス。
女性が歌う『氷雨』よりこの男性版の方がいい。
なぜだろう?
やっぱり苦労してるからだろうか。
しかし、どうして僕らは哀しいだけのこんな歌に心震わせてしまうのだろう。

      http://www.youtube.com/watch?v=3w5ynA7ln_w
      

      
      http://www.youtube.com/watch?v=Us3FUhw54FQ
      


酒の昭和歌謡特集を聞きながらも今日は飲まず。
今月は19勝11敗と好成績を残す。
11敗のうちわけは缶ビール1缶程度が6日、1合そこそこが2日、2合以上は3日。


…風呂上がり、ヒロのストレッチにつき合わされる。
わかっていたがかなりキツい。
風呂上がりで汗をかいてしまう。
彼女は毎日朝に40分、夜にまた40分、このストレッチ&エキササイズを続けている。
明日は脳のMRI検査。
2009年も師走になる。