2010/5/31 A Good Year for the Roses

風薫る五月、皐月も今日で終わる。
誰かがTwitterで、気がつけばバラの季節になってきました、と呟いている。
20年以上前にイングランド、アイルランドを自転車で旅したのもバラの季節だった。
家々の庭は競うように色とりどりのバラを咲かせていた。


場所は忘れてしまった。
アイルランドの西の田舎町。
たまたま通りがかった家、庭に咲くバラがあまりに立派で自転車に跨ったまましばし見とれていた。
ただ疲れていたのかも知れない。
その家の主人が玄関から出てきた。
ドキっとした。
ぼくは主人に「バラがあまりに美しいので通り過ぎることが出来ませんでした」と言った。
研究社の参考書にあるような英作文、can not help〜ing  立ち止まらずにいられない。
その時の主人の満面の笑みといったら。
僕の手を握って、僕の目をみつめて、何度も何度も、Thank you を繰り返した。
アイルランド人にとってバラって特別なんだなと思った。
今思うとホモセクシャルだったのかもしれない。


写真はその旅での1ショット。
こんな田舎のパブに通算100軒くらい立ち寄った。
自転車は僕の旅の相棒、片倉シルクのランドナーです。
6月のアイルランド、確かに“バラの季節”でした。
(写っているのはバラではありませんが)


で、今朝の一曲。
エルビス・コステロの『A Good Year for the Roses』
コステロがカントリーの名曲をカバーした『Almost Blue』収録曲。


関西に出てきたばかりの頃、このアルバムを買って擦り切れるほど聞いた。
その中でも一番好きな曲。
元々、カントリーソング。
いささか俗っぽい歌詞なのだが、知らずと涙を誘う叙情に満ちている。
叙情的というのは英語ではリリカルというそうです。


 I can hardly stand the sight of lipstick
 On the cigarettes there in the ashtray.
 Lying cold the way you left them,
 But at least your lips caressed them
 While you packed.
 Or the lip print o a half-filled cup
 Of coffee that you poured
 And didn't drink… 


灰皿に置かれた口紅のついたタバコ。
荷造りして男のもとを離れようとする女。
半分注がれた珈琲カップについたリッププリント。
通俗小説的な別れの風景。


ランディ・ヴァンウォーマーの『アメリカン・モーニング』と言い、
デンバーの『悲しみのジェットプレーン』といい、PPMの『朝の雨』といい、
別れの風景を歌った曲が好きなんだな。
ペドロ&カプリシャスの『別れの朝』も好きです。
困ったもんだ。



…5月に何をしたか。


・Twitterで減量バトルをスタートさせる。#genryo2010
・京都ヴィゴーレにロードバイクを発注する。色はディープグリーン。
・鴨川上流をジョギングする。
・西天満一座、ひでまろ、大介バンドのライブへ行く。
・Giantでサイクルジョッグを始め一ヶ月で約200キロ走る。
・バレーボール黒鷲旗男女決勝を見る。
・日本酒卍固め@天満宮を楽しむ。
・映画『オーケストラ』を観る。
・番組取材でヴィッセル神戸の練習場へ行く。
・母、妹と名古屋『蓬莱軒』本店でひつまぶしを食べ熱田神宮を参拝する。
・近藤史恵『エデン』読了。
・九条「白雪温酒場」、千林「丹倉」で飲む。
・マキタスポーツのインストアライブへ行く。
・松竹座で團菊祭五月大歌舞伎を見に行く。


うーむ、イマイチだなあ。
まともに仕事してないし。
充実した人生とはほど遠い。
大好きな季節なのに山歩きをしていない。


…梅田のモンベルで輪行袋とフレームカバーを買う。
明日、待望のロードバイク VIGORE を引き取りに行く。
京都から65キロくらいなので十分乗って帰れるが天気が心配。


局で明後日の編集の準備作業をする。
テロップ発注、素材抜き出しなんてしていたら5時間近く働いていた。


22時過ぎていたがご褒美に(?)『よしむら』へ行く。
ご夫婦の旅土産、福島、山形の地酒を飲む。
帰宅は24時過ぎ。


玄関に置いたロードバイクに “てん” が乗っていた。
乗り方がアクロバティック!