2011/6/3 英国王のスピーチ@リーブル神戸

神戸まで自転車で往復する。
トリップメーターは32.55キロ、最高時速は42.5キロ/時、平均時速17.7キロ/時。
予報は快晴だったのにずっと雲がとれない梅雨らしい空。
今日のルートは鳴尾御影線をずっと西進して新在家から灘浜(神戸製鋼前)、
HAT神戸前のウォーターフロントを走り、磯上通りからゴールの三宮へ出た。
自宅から神戸まではこのルートが一番走りやすくて気持ちいいだろう。
山手幹線ルートも雰囲気はいいけど家からいったん北上しなければならない。
鳴尾御影線も最近は洒落た店が増えた。
何よりも打出あたりの鬱蒼としたケヤキ並木がいい。
近くには村上春樹の『風の歌を聴け』に登場する石造りの図書館や猿の公園もある。
猿はもういないけど。


今日はGiantで行きました。


日暮れて帰り道。
ケヤキ並木の通りに、おっと思う店の前を通りがかった。
『アンブレース』というワインレストラン。
窓際にテーブル席もあるのに客は全員カウンターに座っている。
オープンキッチンで数人のスタッフがきびきびと働いているのが見える。
ここは美味しいはず、と直感でそう感じる。
調べたら1580円でランチあり。
梅雨が明けたら自転車で来てみよう。
http://embrace-ashiya.com/
http://mahalotaka.exblog.jp/11123116/


もう一軒、和食の店が気になる。
店構えがすでに美味しそう。
『おこげ』という店、けっこう有名らしい。
http://r.tabelog.com/hyogo/A2803/A280301/28021536/


…最近京都にシフトしてご無沙汰だった神戸。
国際会館の地下の駐輪場にGiantを停める。
(ここでちょっとしたトラブルがあったのだが後で書きます)
シネリーブル神戸で『英国王のスピーチ』を見る。
金曜日はリーブルの日で1000円均一でした。
居留地南京町を歩き、夕方5時頃に『グリル一平』へ入る。
グリル一平といえば定番のオムライスだが、3日前に食べたばかり。
もうひとつの名物「マカロニイタリアン」と瓶ビール中にする。
ケチャップ&デミグラ味に卵落としwith粉チーズの濃厚なる一品、冷たいビールがよく合う。
明るい表通りを見ながら一人飲む幸せなひととき。
折しも眼鏡堂氏より入電、タカラヅカ歌劇のチケットを手配してくれたとの旨。
英国王室系の映画を見るとなぜかマカロニイタリアンを食べることになる。
以前に『クイーン』を見たあともここで食べた記述がある。


関西ではエース級の名書店、元町の海文堂へ行く。
http://www.kaibundo.co.jp/
いつ来ても他の書店にはない本が平積みになっている。
澪つくし料理帖シリーズの高田郁もちょくちょく訪れているらしい。
池澤夏樹池澤夏樹の世界文学リミックス』と中村安希『Be フラット』を購入。
書店でつけてくれるブックカバーを書皮というらしいが、海文堂の書皮が一番好きです。
特に文庫本用の濃紺がベスト・オブ・書皮だ。
海文堂が徒歩圏内にあったら、と思うが書籍代の支出が増えるな。



…で、駐輪場での話。
前もってWEBで調べておいた。
ロードバイクで三宮や元町へ行ったときに安心して停められる場所はないか、と。
高架下の商店街の歩道にも駐輪場があるが雨ざらしで時間制だ。
見つけたのが国際会館地下の有料駐輪所、雨に濡れないし一日中停めても100円だ。
すぐに見つかった。
地下へ降りて入ろうとするが受付は無人、100円コインを投入するとゲートが開くシステムだ。
あいにくコインがない。
戻って近くの自販機で缶の紅茶を買う。
お釣りをとろうとしたら焦っていたのだろう手につかず散らばってしまう。
不注意なハンドリングミス。
自販機を設置するコンクリートの部分に丸い穴が空いていてコインが一枚落ちたのを見た。
ボルトをはめるたまの円筒状の穴、深さは15センチくらいだろうか。
お釣りを確認するとハマったのは500円玉だった。
手持ちのペンや耳かきで取り上げようとするも救出不能。
うずくまって怪しげな作業も続けられないといったん諦める。
(自販機の管理者に問い合わせれば良かったのかもしれないが思いつかず)

自転車を駐輪場に入れてから解決策に思いを巡らす。
棒磁石? 500円て磁石にくっつくだろうか。
500円を救出するためにこれ以上の投資はすべきではない。
ガムテープ? そうか、ペンの先に鳥もちのようにガムテープを巻いておけばくっつくかも。
ガムテープなら100円ショップで手に入れることが出来る。
映画を見て、マカロニイタリアンを食べて、ガムテープを105円で買って、現場へ戻る。
自販機の前で不細工なヤンキーのねえちゃんがずっと煙草を吸って携帯をいじっている。
いきなり怪しげな行為がしづらい状況。
しばらく待とう。
ペンの先にガムテープを巻き準備万端。
その場所はビルの従業員の喫煙場所になっているらしくひっきりなしに人が立っている。
しばらく待つ。
20分ほど待ってもヤンキーのねえちゃんはそのまま地べたに座り続けている。
ええい、と意を決して作業開始、うずくまって穴を覗き込む。
あれ?
あったはずの500円コインがない。
あれ?
別の誰かに救出されてしまったのか。
500円+ガムテープ105円=605円の損失。
投資は無駄に終わった。


…映画『英国王のスピーチ』@リーブル神戸
一日に1回のみの上映、この日は1000円均一でほぼ7割くらいの入り。
この映画は『ソーシャル・ネットワーク』とオズカーを争い勝った作品、
3月に『ソーシャル・ネットワーク』を見て、同じ週にレイトショーで見る予定だった。
でも、3.11の震災が起こり、なんだか映画どころではなくなってしまった。
調べたらまだかかっていたので何とかつかまえたという次第。


英王室でもっとも内気な王、どもりのジョージ6世が大戦に臨む国民へ一世一代の演説をする。
ジョージ6世コリン・ファース)と言語矯正の教師(ジェフリー・ラッシュ)の物語。
何となく聞いて知ってはいたが改めてジョージ6世の即位の顚末が興味深かった。
娘はエリザベスとマーガレット、今のエリザベス2世とマーガレット王女だ。
どこか面影のある子役をキャスティング、こういうのって絶妙です。


総評としては3.8ブラボーでしょうか。
オープニングや言語トレーニングの映像センスは好きだけど映画としてはどうだろう。
肝であるはずの世紀の演説というのも期待したほど感じるものがなかった。
英王室の映画と言えばどうしてもヘレン・ミレン主演の『クイーン』と比べてしまう。
当時の日記にも感想を書いたが『クイーン』は見応えある名作、5ブラボーだった。
(再録  http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20110604/1307157816


『クイーン』でも女王と当時の首相トニー・ブレアとの関係が描かれていたが、
英国王のスピーチ』でも首相との関係、交わされる会話が興味深い。
父ジョージ5世が死んで、兄エドワードが王位を去り、ジョージ6世が即位する。
その約2年間、首相はボールドウィン一人だった。
ナチスドイツの圧力が高まり、腰抜け外交といわれたチェンバレン、そしてチャーチルの登場、
端役ではあるけれど似た役者が次々と出てきて楽しい。


BBCの6ミニッツイングリッシュを聞いてるせいか、英語が聞き取りやすかった。
ただ教師役のジェフリー・ラッシュは豪州人という設定でちょっと訛りがある。
実際、オーストラリア出身の俳優ですが。


さて、『英国王のスピーチ』と『ソーシャル・ネットワーク』の比較。
前者3.8ブラボー、後者3.5ブラボー。
うーむ、両者痛み分けって感じです。