夜半に目がさめる。
そこから寝つけなくて二度寝したのが5時過ぎ、結局8時まで寝る。
雨は降ってないので走る。
隅田川テラスは橋梁補強工事で江東区側の左岸は閉鎖中。
清洲橋を渡って右岸を佃島まで往復する。
優美なアイバー・チェーン橋。
清洲橋は隅田川にかかる橋でもっとも美しい。
…渋谷某所で昼前から制作会議。
制作物の全容を知ったのは前夜だった。
初対面のスタッフと顔合わせをするも僕以外ではそこそこ進行しているらしい。
アウェイは覚悟の上だけど不安は残る。
構成を3日後までに提出しなければならないと知る。
ミニ番組の編集もあるし、明日からは密度の濃い3日間になる。
あさっては嫁の誕生日だけど宴は延期してもらおう。
聞いてないよ…だが、やりきろうと思う。
三茶氏の背負ってるものに比べたら楽なもんだと思え。
のんびり帰ろうと思ったがそういう気分にもなれずそそくさと新幹線で帰阪。
白石一文「神秘」のラスト10ページくらいを帰りの車内で読もうととっておいた。
事実は小説より奇なり、を地で行く物語。
とんでもない話ではあるが、忘れがたい小説となった。
読みながら、いま自分のおかれてる環境のこと思いを巡らせる。
自分の周りの神秘について考える。
果たして自分はシアワセなのか?
シアワセやんか、と思う気持ちはもちろんある。
それほど自信家ではないし。
でも、もっと出来たんじゃないか。という問いはいま有効なのだろうか。
資料が届かずに仕事にとりかかるわけにもいかずミネーロからの誘いがあり天満に出る。
石垣島からピーチエアで帰阪中のミネーロは先日西京極で会った。
そのときは話も出来なかったのでゆっくり近況報告を聞こう。
ついでにアル中Y田も誘う。
西海酒販へ行くも奥さんが急病で臨時休業。
(K社長と偶然に会う)
大安へ移動しミネーロ、Y田と3人で飲み始める。
彼らはカメラマンやディレクターだったが、
いまはBARのマスター、警備員で糊口を凌いでいる。
自分は、と考える。
学生のときのように気軽にバイト感覚ではいられないだろう。
きっと心細くて辛いだろうと思う。
想像するだけで臆病になる。
ディレクターの仕事で食べていけるならもう少し頑張ろうと思う。