2015/1/1 ぼんやりと年頭に思うこと

朝、晴れている。
ことしの元旦は天気が悪いと思っていた。
7時過ぎに起きる。
熱い珈琲を飲む。
ニューイヤー駅伝のスタートに合わせてジョギングに出る。
海沿いの周回コースを反時計回りに5.5キロ。
風が強く吹いている。
いつもは穏やかな海が鋼鉄のウロコのように波立っている。
ユリカモメや鴨が波にゆらゆらと揺られている。

  



    考えたとおりに生きなさい。
    そうしないと いずれは、生きたとおりに考え始めてしまうから    

              
                       ポール・ブールジェ


その通りだと思う。
日々は流されやすい。
人生は自分で描いた設計図通りにはならない。
いや、違うな。
自分でデザインを描くという作業をあきらめてしまうことがダメなのだ。


写真家の星野道夫(1996年没)の言葉が浮かぶ。

『結果が思惑通りにならなくとも、
 そこで過ごした時間は確実に存在する。
 そして、最後に意味を持つのは、結果ではなく、
 過ぎていったかけがえのないその時間である』

人生において結果の持つ意味は意外に小さいのかもしれない。
ならば、この一年、少し悪あがきしてみるか。
年頭に思う。



六甲最高峰の稜線あたりは雪だろうか。
 


内田樹先生のブログを読む。
http://blog.tatsuru.com/2015/01/01_1016.php

   今年の日本はどうなるのか。
  「いいこと」はたぶん何も起こらない。
  「悪いこと」はたくさん起こる。
   だから、私たちが願うべきは、「悪いこと」がもたらす災禍を最少化することである。
   平田オリザさんから大晦日に届いたメールにこう書いてあった。
  「私は大学の卒業生たちには、『日本は滅びつつあるが、今回の滅びに関しては、
   できる限り他国に迷惑をかけずに滅んで欲しい』と毎年伝えています。
   来年一年が、少しでも豊かな後退戦になるように祈るばかりです。」
   これから私たちが長期にわたる後退戦を戦うことになるという見通しを
   私は平田さんはじめ多くの友人たちと共有している。
   私たちの国はいま「滅びる」方向に向かっている。


                         (「内田樹の研究室」より)


ネトウヨは反日的と糾弾するのだろう。
僕はその通りだと思う。
申し訳ないが僕たち世代はいい時代に生きてきたと思う。
今が希望のない時代とは言わない。
僕たちの時代以上にチャンスはあると思う。
でも、おそらく僕と同レベル、あるいはそれ以下の志の若者にとっては厳しい時代だと思う。
後退戦に臨むしかない。
国破れて山河あり。
それでも守るべきものはある、と先生は書いている。


  国が滅びることまでは望んでいないが、
  国民資源を個人資産に付け替えることに夢中な人たちが国政の決定機構に蟠踞している以上、
  彼らがこのまま国を支配し続ける以上、この先わが国が「栄える」可能性はない。
  多くの国民がそれを拱手傍観しているのは、
  彼らもまた無意識のうちに「こんな国、一度滅びてしまえばいい」と思っているからである。
  私はどちらに対しても同意しない。
  国破れて山河あり。
  統治システムが瓦解しようと、経済恐慌が来ようと、
  通貨が暴落しようと、天変地異やパンデミックに襲われようと、
  「国破れて」も、山河さえ残っていれば、私たちは国を再興することができる。
  私たちたちが今すべき最優先の仕事は「日本の山河」を守ることである。
  私が「山河」というときには指しているのは海洋や土壌や大気や森林や河川のような自然環境のことだけではない。
  日本の言語、学術、宗教、技芸、文学、芸能、商習慣、生活文化、
  さらに具体的には治安のよさや上下水道や交通や通信の安定的な運転やクラフトマンシップや接客サービスや、
  ・・・そういったものも含まれる。
  日本語の語彙や音韻から、「当たり前のように定時に電車が来る」ことまで含めて、
  私たち日本人の身体のうちに内面化した文化資源と制度資本の全体を含めて私は「山河」と呼んでいる。
  外形的なものが崩れ去っても、「山河」さえ残っていれば、国は生き延びることができる。


さて、ことしは年間どれくらい走れるだろうか?
いくつの大会にエントリー出来るだろうか?
やりがいのある仕事で多忙になっても走ることは続けたい、なーんて贅沢なことを思う。
たわいもないことかもしれないけど走ることは幸福の指標になるのかもしれない。


  


今になっても経済発展とか景気回復とか叫ぶ人が多い。
もちろん原発再稼働にも何の抵抗もない人たちだ。
それが滅びを加速するということを知らずに。
内田ブログの結論。



  統治機構や経済界の要路にも「目先の権力や威信や財貨よりも百年先の『民の安寧』」を優先的に配慮しなければならないと考えている人が少しはいるだろう。
  彼らがつよい危機感をもって動いてくれれば、この「後退戦」を別の流れに転轍を切り替えることはあるいは可能かも知れない。
  けれども、今の日本のプロモーションシステムは「イエスマンしか出世できない」仕組みになっているから、
  現在の統治機構やビジネスのトップに「長期にわたる後退戦を戦う覚悟」のある人間が残っている可能性は限りなくゼロに近い。
  だから、期待しない方がいい。
  とりあえず私は期待しない。
  この後退戦に「起死回生」や「捲土重来」の秘策はない。
  私たちにできるとりあえず最良のことは、「滅びる速度」を緩和させることだけである。
  多くの人たちは「加速」を望んでいる。
  それが「いいこと」なのか「悪いこと」なのかはどうでもいいのだ。
  早く今のプロセスの最終結果を見たいのである。
  その結果を見て、「ダメ」だとわかったら、「リセット」してまた「リプレイ」できると思っているのである。
  でも、今のような調子ではリセットも、リプレイもできないだろう。
  リプレイのためには、その上に立つべき「足場」が要る。
  その足場のことを私は「山河」と呼んでいるのである。
  せめて、「ゲームオーバー」の後にも、「リプレイ」できるだけのものを残しておきたい。
  それが今年の願いである。



同じ距離を走ってもセイコーは5キロ、iPhoneアプリは5.29キロになる。
距離表示はない場所なのでどっちが正しいのか?歩幅設定を調整しておこう。
  


ほぼ5キロ走って帰宅する。
駅伝1区のランナーはすでに12.3キロを走り終え、次走者に襷を渡していた。
朝風呂につかり、自家製のおせち料理でお酒を飲み、雑煮を食べた。
穏やかに迎えられた初春に感謝。


去年買った塗り物のお重に自家製のおせちが詰められてます。
  


中身は…蒲鉾、蓮根ハンバーグ、煮豆、アーモンド入り田作り、伊達巻き。
煮豆以外は全部手作りです。
  


関西風白味噌仕立てのお雑煮。
  



全日本実業団駅伝、箱根をエースとして走った各世代がつば競り合いする。
4区でコニカミノルタの設楽啓太(東洋大)、日清食品の村澤(東海大)、トヨタ自動車の窪田(駒沢大)が三つ巴の首位争い。
お互いを強烈に意識して、スパート合戦しては追いつかれる。
結局、区間賞をとったのは後方から一人で走った設楽悠太(HONDA)、2位が今井正人(トヨタ自動車九州)だった。
ゆさぶりは疲弊するんだよな。
全くレベルの違う自分でもよくわかる。
僕は一人で走っても勝手にペースを上げ下げしてしまって疲弊する。
我慢が出来ない性分が問題だ。
五十代になってはもう改められないよなあ。


例年ならサッカー天皇杯決勝を見るのだが今年は暮れに終わってるので皇后杯(女子サッカー)だ。
うーむ、レベルが低くて見てられない。
Jスポーツで高校ラグビーやってた。
慶応と御所実業、滅多に見られない凄い試合だった。
ロスタイムに慶応がトライ、キックが決まって逆転ノーサイド!
と思ったらまだワンプレイあった。
御所実業、魂の再逆転トライ!
いいものを見た。


美味しいものばっかり食べているので部屋で筋トレをする。
スクワット30×3セット、腕立て伏せ30×2セット、上体起こし(腹筋)20×2セット


3時のおやつは…ハダカ麦で作った自家製サーターアンダーギー?
  


読書マラソン2014の終了コメントをアップする。
リザルトは1位が68冊、2位が66冊、3位が39冊(僕も39冊で同着)でした。


ふと思い出して郵便受けに年賀状を取りに行く。
あったあった玉戸さんの手書きの年賀状。
これ元旦の楽しみのひとつなのだ。
  


  どうですか、楽しんでますか。又、一年経ってしまいましたね。
  私も今年の夏には70ですよ、すっかり田舎のオジイさん。トホホ。
  昨年の年賀状で増田さんが君が我が家で撮った写真、チラ見したと言ってましたね。
  あまり笑いもんにしちゃいけんよ。
  人間は老いるもんだ。
  失なうものがある代わり得るものもある。
  そのうちに 教える。


いいでしょ?
性懲りもなく、確信犯で、公開させてもらいます。
「失なうものがある代わり得るものもある。」
玉戸さんの域には達してませんが僕だってジワジワとわかってきてますよ。
でも、そのうち教えてもらいに天理にお邪魔します。


例によって元旦の夕餉は米沢牛のすき焼きです。
いやあ、美味しいけど…そんなに食べられへんなあ。
  


体育会TV(毎日放送)と大食い選手権(テレビ大阪)を見ながらすき焼きで飲む。
夜10時過ぎ、セブンイレブンへ行く。
風もなく、適度に湿り気があり、いい冷え具合で気持ちいい。
3月の大阪ハーフ@長居公園のエントリー費を支払う。
帰宅して録画してあったBS1「グレートレース」の前半だけ見る。
トレラン、カヤック、ラフティング、マウンテンバイクの複合競技のドキュメンタリー。
百名山一筆書きの田中陽希も登場する。
ああ、あいつや、となんだか親戚の甥っ子が出てるような気分で見てしまう。
   

久々にテレビを見て思うこと。
昭和四十年代はテレビが楽しみだった。
当時、テレビに出演している人はほぼ知っていたと思う。
少なくとも名前と顔が一致していた。
知らない人がいると、誰? なんで知らないの? と自分を疑い、名前を覚えた。
今日、こうして見ていると出演している人の4割くらいしか顔と名前が一致しない。
そして、知りたいとも思わない。
何のCMかわからないいCMも増えた。
そんなこんなで2015年の元旦をバカっぽく過ごす。