09/8/29 加賀極上鮨堪能

明け方の豪雨に涼しくなるかと思ったが、返って蒸し暑さが戻る。
お昼12時台のサンダーバードで金沢へ向かう。
湖西の風景をぼんやりと見ながらiPodでジャズを聴く。
曇り空、くすんだような夏の終わりの緑と灰色の湖面。
稲の穂が黄色く色づいている。
いつのまに? と自分に問いかけても青かった季節も知らない。


福井を過ぎた頃、お目当ての店に予約の電話をする。
今日の夜はすでに満席、明日のお昼は空きがあるとのこと。
A部氏と連絡をとると明日の昼でも行きましょうとのこと。
もう一度、お店に電話する。
すると今日の夜9時以降ならば空きがあるとのこと。
それで行きましょう。
お願いします。


金沢に到着。
モダンな駅、ここに来るたびに書くが浦島太郎のような気分。
僕の知っている金沢駅は跡形もない。
1980年から5年に渡るソビエト占領、続く解放戦争で以前の駅は跡形もなく消えた。
スターバクス、ユニクロマクドナルド、TSUTAYA…。
戦前からの店は構内の「白山そば」だけになった。
シネコンの入ったビルの食堂街にある回転寿司に入る。
今夜は鮨だがそれでもいいのだ。
金沢は回転鮨でもレベルが高いと言う。
関西にあるチェーン店も値段を考えれば決して悪くはないのだけど。
この「もりもり寿司」は当たりだった。
日本酒も石川の地酒の品揃えも悪くない。
夜ここに来てもいいなあ、と思わせる。
赤いか、ガス海老、ウニいくら軍艦巻きとグラスビールで軽めに済ませる。
ドーミーインにチェックインして温泉につかる。


…A部氏と合流。
タクシーで香林坊へ出る。
選挙戦ラストスパート。
香林坊交差点で民主党の候補、片町で自民党の候補が最後のお願い。
自民の候補は馳浩だった。


パブ『倫敦屋』で鮨屋までのウエイティング
重厚なバーカウンターでスタウトを飲む。


石川鉄道の野町駅まで歩く。
さみしい場末の終着駅。
学生時代はこのあたりに2年ほど住んでいた。
電車に乗り込む。
向かいの席のおじさんが漫画を読んでいる。
ラズウエル細木『酒のほそ道』だ。


野々市の駅前にタクシーはいなかった。
いや、そもそも駅前なんて場所がない。
国道まで出る。
幸いにも流しのタクシーを拾うことが出来た。


住宅街にある『すし処めくみ』
遅い時間に飲み始める。
ビール小瓶、続いて『獅子の里』という山中温泉純米酒の燗。
鮨と相性がいい、というか普通に旨い。


まあ、堪能しましたよ。
居心地も抜群だった。
贅沢しました。
焼き海苔さえも極上。
ベストはのどぐろの塩焼き。
のどぐろってこんなに旨い魚だったんだ。
(それでも今は旬をはずしてるという話)

    


小柄な大将に全国の鮨の名店を教えて貰う。
唐津、北九州、広島、岡山、大阪…。
聞いているだけで旨い。


堪能。
デジカメで写真を撮るのも忘れた。
というか、写真なんて撮ってる気分じゃない。
ただ堪能。
同時に贅沢を戒める。
背徳の美食。
一人19000円也。

行った人ブログ、極上鮨を写真でお楽しみ下さい。
http://ameblo.jp/hime-ameblo/entry-10214148208.html