2010/12/25 Night Owls(夜のふくろう)

朝、遅めのジョギング。
六甲おろしにのって風花が舞った。
一瞬、目の前が真っ白になる。
西宮では(多分)初雪だと思う。
風花のホワイトクリスマス。


土曜日のルーティーン(?)、ピーター・バラカンの『ウイークエンド・サンシャイン』を聞く。
ラジオサーバーからギターの美しい音色が流れてきた。
WEBでプレイリストを見る。


 06. Be Mankan / Ali Farka Toure & Toumani Diabate
 ALBUM: Ali & Toumani


Ali Farka Toure(アリ・ファルカ・トゥーレ)はアフリカ、マリのギタリスト。
数年前に死んでしまったらしい。
砂漠の国、マリ。
乾いたギターの音がまだ見ぬ遠い国の空気を運んでくる。
若い頃は異国の旅の話を聞くたびに、いつか行く日、のことを当然のように想像していた。
ここではないどこかへ、今ではない いつか 僕は行くのだろうと。
でも、いつ頃からだろう。
旅先の話を聞いても、たぶん、そこへはもう行けないだろうな、と思うようになったのは。
今回の人生ではおそらく行けない国、マリの音楽を聴きながら、“あきらめたもの”を思い起こす。


番組で流れた曲とは違いますが。
  



バラカン先生には東京のInterFMで『バラカン・モーニング』という帯番組がある。
残念ながら関西では聞けないが、ときどきWEB経由で情報が流れてくる。
先日、その番組に中村まりが生出演した。
30代の女性シンガー&ソングライター。
CDを聞いていいなあと思っていたが先週の日曜日、下北沢でライブを聴いて感動した。
すっかりファンになってしまった。
(ライブリポートも、歌舞伎の感想もまだアップ出来てない。今年中になんとか…!)
   


いま、僕のiPodヘビーローテーションは彼女の『Night Owls』という曲。
トラッドフォークやブルースではなくコンテンポラリーなテイスト。
キャロル・キングやフィービー・スノウのヒット曲 ? と思うほどの完成度。
哀しみを含んだ美しいメロディー、自作の感傷的な詞もいい。
どこか良質の翻訳小説を読んでいるかのような。


   When the night falls
   And stillness break through the wall
   Darkness bocomes ours
   We are two night owls


   And we tuck ourselves in feathers
   And talk for hours together
   Then I begin to see your feeling
   As we paste our words onto the ceiling


英語詞では当たり前なのかもしれないけどきれいに韻を踏んでいる。
We are two night owls わたしたちは二羽の夜ふかしフクロウ…。
2番の歌詞にドキッとするフレーズがある。


   Outside I see people talk so loud
   Can't hear myself in a crowd
   You know, sometimes we have to deal
   With something we don't believe


拙訳ですが…。


   外では人々が大きな声でおしゃべりしてて、
   喧噪に紛れて自分の声さえ聞こえない
   でも、ときに私たちは、自分の信じていないことにも、
   立ち向かっていかないといけないの


ヘタな訳だな。
英語の方がしっくり来ますね。
You know, sometimes we have to deal with something we don't believe
やりたくないことだってたまにはちゃんとやってかないと生きられないよ、ってことか。
感情をほどほどに抑えて歌う彼女の歌唱も好きです。


中村まりさん、番組でライブ演奏もしたようです。
バラカン先生、彼女とどんな話をしたのだろうか凄く興味がある。
トラッドフォーク、ブルース、ジャズ、ゴスペルなどなどアメリカのルーツ音楽。

3年前のライブ映像。
ただ、この時の歌唱はベストではない気がする。
  

去年の野外ライブ。
http://www.youtube.com/watch?v=Sj8HGRjg5vw


…ついに『龍馬伝』の録画を見始める。
10/24放送の「船中八策」、じわじわと龍馬伝の感覚が甦ってきた。
大久保利通、いずれ西郷と対立するであろう不気味さ、冷酷さを秘めて初登場。
今日も夜更かし、寝坊必至。