穏やかな気持で朝を迎える。
夜に布団に入ったら朝まで目覚めることはなかった。
もしかしたら…(血圧や血糖値の数値は不確かだけど)…
この季節で、ここ十年くらいでベストの体調かも?とさえ思う。
とすると、泣き言の9割はメンタルストレスだったのかと思う。
グンゼのロッカーに着替えを預けて西宮大橋の上り下りジョグする。
いつもと違う景色が見たかった。
西宮大橋から西側、自宅マンションや芦屋、神戸方面を見る。
西宮大橋から東を望む。
甲子園浜、鳴尾浜へと結ぶアーチは西宮浜大橋。
西宮浜にはマリーナが3つもある。
これはそのひとつで一番規模が小さなもの。
ヨットハーバーを見るたびに思う。
オーナーってどんな奴なんだ?
一人くらい知り合いがいてもいいのにな、と。
何度も書くが1995年1月17日に落ちた橋。
あの地震が昼間だったら写っているトレーラーは…!
ヒロの体調が悪い。
風邪ではないがときおり出る眩暈(めまい)だそう。
ソファに横になって休む。
心配かけたからな。
炊きたてのご飯があるのでレトルトカレーをあっためて食べる。
朝カレーです。
眼科と内科検診を電話で予約する。
2016年の再スタート、実質のスタート前に身体の点検。
もし、血糖値が300とかだったらオーバーホールしなければならない。
自覚症状だけを頼りには出来ない年齢だ。
A部氏から(というかNさんから)文楽の招待券をもらう手筈になっていた。
ヒロも行く予定だったが今日は無理はしないという。
4時間の長丁場だしね。
寿新春文楽「国性爺合戦」@国立文楽劇場
最初の幕には少し遅れ2幕目から観る。
客席は結構空いている。
平日の夜はこんなものなのだろうか。
招待席は前から14列目のA席で大夫の床から一番遠いところ。
舞台は観やすい。
でも、大夫と三味線が遠いのでライブ感に欠けるか。
招待券で文句は言えない。
暮れの12月に客席を改装したらしく、かなり狭かった前後がゆとりの広さになってました。
http://www.ntj.jac.go.jp/topics/bunraku/27/4935.html
「国性爺合戦(こくせんやがっせん)」は近松の作。
イメージとはまったく違った。
日本史の教科書に載っていた近松門左衛門の代表作として記憶していたに過ぎない。
そもそも国性爺とは何だ?
人の名前であるらしい。
しかも、日本人と中国人のハーフ。
物語の舞台は日本(やまと)と中国(もろこし)
メインは中国だけど段によって行ったり来たりする。
「国性爺合戦」の舞台が中国?
無知でした。
江戸時代の庶民を描いた世話物が有名な近松が
人気薄になってきた竹本座を盛り上げるために書いたのがこの作品らしい。
歴史ものでスケールが大きくスペクタクルでインターナショナル、これが大成功を収めた。
明が異民族の清に国を奪われた。
その明を追われたかつての重臣が日本の平戸に住んでいた。
それが国性爺と呼ばれたヒーローの父親だった。
明の再興は源氏と平家の構造に似ている。
異国を舞台にしての源平盛衰記というか菅原伝授か。
独酌虎徹で少し飲む。
そのあとセルジオと木下酒店で待ち合わせ新年のあいさつ。